May 27, 2019 / 5:11 PM / 3 months ago

独SPD党首、下院会派代表巡る投票提案 選挙敗北で党内に不満

[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツ連立与党の一角、社会民主党(SPD)のナーレス党首は27日、自身が務める連邦議会(下院)の会派代表の役職について投票実施を提案する方針を明らかにした。メルケル首相率いる保守陣営との連立にとどまるナーレス氏の決定に党内左派から批判が強まっている。

 5月27日、ドイツ連立与党の一角、社会民主党(SPD)のナーレス党首は、自身が務める連邦議会(下院)の会派代表の役職について投票実施を提案する方針を明らかにした。選挙結果を受けて会見する同党首(右)、バーレイ候補(中)と欧州議会メンバーのブルマン党員(左)。ベルリンで撮影(2019年 ロイター/FABRIZIO BENSCH)

SPDは26日の欧州議会選で得票率が11ポイント強低下して15.8%と、初めて3位に転落した。ブレーメン州議会選では73年ぶりの敗北を喫した。

ナーレス党首は公共放送ZDFで「9月末に予定されていた議会会派リーダーの投票を来週に前倒しすることを提案する。別の道に進みたいと考える者は立候補すべきだ」と述べた。

ナーレス氏はSPDの党首と連邦議会会派代表を兼務している。

同氏はこれより先、記者団に対し、SPD幹部が6月3日に、選挙戦略のほか、気候変動や年金などの社会政策といった問題でメルケル氏の保守陣営との違いをどう打ち出すかを話し合うとしていた。

ナーレス氏が議会会派代表のポストを巡る投票についてテレビインタビューで場当たり的に発表したことは、選挙結果を受けた同氏への党内の強い不満を浮き彫りにしている。

ナーレス氏はインタビューで、西部ノルトライン・ウェストファーレン州のSPD議員から、議会会派代表のポストを巡る投票を求める書簡を受け取ったことを明らかにした。

同氏はまた、政権にとどまることがSPDにとって最善との考えをあらためて示した。

独紙ビルト日曜版は、シュルツ前SPD党首がナーレス氏に代わって議会会派代表に就くことを目指していると報じた。

ナーレス氏が同ポストを失えば、メルケル首相の保守陣営との大連立解消を望む党内左派が勢いづく可能性がある。

SPDが連立解消に動けば、解散総選挙もしくは新たな連立模索につながりかねない。9月と10月には極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が強い支持を集めている東部の州で3つの地方選挙を控えている。

いずれのシナリオも、メルケル首相の早期退陣につながるリスクがある。

*内容を追加します。

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