June 28, 2019 / 7:16 PM / in 3 months

EUとメルコスール、FTAで暫定合意 交渉足掛け20年

[ブリュッセル 28日 ロイター] - 欧州連合(EU)と南米南部共同市場(メルコスール)が28日、自由貿易協定(FTA)について暫定的に合意した。足掛け約20年の交渉がようやく実を結ぶ。

アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイが参加するメルコスールとEUは2000年にFTA交渉を開始したが、EUが牛肉の輸入急増のほか、メルコスールが自動車市場など一部工業製品の市場開放に消極的なことに懸念を示していたことで交渉は難航していた。

ただトランプ米大統領の政策でEUと米国との間の貿易交渉が凍結状態になったことを受け、EUは交渉を加速化。欧州委員会のマルムストロム委員(通商担当)は今月に入り、メルコスールとのFTA締結が最優先事項と述べていた。

EU・メルコスールのFTAは暫定合意に至ったものの、承認が困難になる可能性がある。EU内ではフランスなどが牛肉輸入の急増による影響を懸念しているほか、5月の欧州議会選挙を経て勢力を強めた環境団体がメルコスールとのFTA締結で森林破壊が一段と進む恐れがあると主張。FTAの発効にはEU加盟国のほか欧州議会の支持を得る必要がある。

EUは自動車など工業品の市場アクセスに期待。メルコスールとのFTAが発効すれば、EUが受けられる関税削減の恩恵はカナダと日本との貿易協定を合わせた分の4倍と、EUがこれまでに締結したどの貿易協定よりも大きくなる可能性がある。

メルコスールは牛肉や砂糖などの農産品の輸出を拡大させたい考え。ブラジルはEUとのFTAでオレンジジュース、インスタントコーヒー、果物などの一部農産品の輸入関税が撤廃され、肉類、砂糖、エタノールなどの市場アクセスが改善されるとし、向こう15年間にわたりブラジル経済の押し上げ要因となるとの見方を表明。ブラジルのボルソナロ大統領は、歴史的な合意が得られたとツイッターに投稿した。

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