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武田のデング熱ワクチン、EUで使用承認

12月8日、武田薬品工業は、同社開発のデング熱ワクチン「QDENGA」が欧州連合(EU)での使用承認を得たと発表した。写真は武田のロゴ。都内で2018年7月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[ロンドン 8日 ロイター] - 武田薬品工業は8日、同社開発のデング熱ワクチン「QDENGA」が欧州連合(EU)での使用承認を得たと発表した。インドネシアでも承認されているほか、米国規制当局は優先審査している。

4歳以上への使用が許可された。インフルエンザに似たこのウイルス性疾患は、ほとんどの場合症状は軽いが、中には生命を脅かすような合併症を起こす患者もおり、世界保健機関(WHO)によると、子どもを中心に毎年2万─2万5000人が死亡している。

2015年に世界で初めて承認された仏サノフィの「Dengvaxia」に続くデングワクチンとなる。

ただ、サノフィが17年に「血清反応陰性」の子どもで重症化リスクが高まることを公表した後、同社ワクチンの使用は大幅に縮小された。

武田のデングプログラム責任者のデレク・ウォレス氏はインタビューで、自社のワクチンは有効であるという十分な証拠があり、安全性の懸念となる証拠は何もないと述べた。

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