May 24, 2018 / 7:55 AM / a month ago

EU企業への投資審査厳格化、欧州議会が法案で合意へ=関係筋

[ベルリン/ブリュッセル 23日 ロイター] - 欧州議会の国際貿易委員会は欧州委員会の権限を強化し、外国企業による欧州連合(EU)内企業に対する買収提案をより厳しく審査するための法案で合意に近づいている。関係筋が明らかにした。

 5月24日、欧州議会の国際貿易委員会は欧州委員会の権限を強化し、外国企業による欧州連合(EU)内企業に対する買収提案をより厳しく審査するための法案で合意に近づいている。写真は2015年8月撮影(2018年 ロイター/Tyrone Siu)

同委員会は欧州委が昨年提出した法案に約450カ所の修正を加え、28日に採決する予定という。

修正により法案は当初と比べて強力な内容となった。EUが精査する重要なインフラや技術の範囲を大きく広げ、メディアや港湾、自動車、選挙関連などを加えた。また疑わしい投資に対する欧州委の調査を任意ではなく義務化した。

個人情報を保護する重要性を強調したほか、政府の影響下にある企業の投資に特に焦点を当てた。中国の政府系企業による企業買収に欧州が警戒を強めていることを示している。

関係筋によると、法案は委員会で承認されれば、直ちにEU加盟国首脳で構成する欧州理事会、欧州委との協議に移り、欧州議会本会議での採決は行わない。成立には欧州理事会、欧州委、欧州議会の合意が必要になる。

ただ欧州理事会の承認を取り付けられるかは不透明だ。EU議長国のブルガリアは年内の成立を視野に譲歩を促しているが、一部の国が異なる理由で投資案件の審査厳格化に反対している。

英国、スウェーデン、デンマーク、オランダなどは自由貿易を推進する立場から消極的で、ルクセンブルクなどは欧州委の権限強化を警戒している。ポルトガルやマルタ、ハンガリーなど中国の投資から恩恵を得てきた国も反対だという。

あるEU筋は「ポルトガルの当局者は中国からの投資を失うことを恐れて支持できない」と明らかにした。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below