July 11, 2019 / 4:22 AM / 2 months ago

次期欧州委員長候補の指名、緑の党が反対へ

 7月10日、欧州連合(EU)の次期欧州委員長候補であるドイツのフォンデアライエン国防相(写真)は、欧州議会のリベラル会派との会合で、自身の指名を支持するよう呼びかけた。写真はベルリンで3日撮影(2019年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[ブリュッセル 10日 ロイター] - 欧州連合(EU)の次期欧州委員長候補であるドイツのフォンデアライエン国防相は10日、欧州議会のリベラル会派との会合で、自身の指名を支持するよう呼びかけた。

同氏の指名については、欧州議会で来週採決が行われるが、緑の党は同氏の気候変動対策が不十分だとして、反対票を投じる方針を示している。

フォンデアライエン氏が必要な賛成票を確保できる可能性はまだ残されているが、緑の党は欧州議会751議席中74議席を保有しており、同氏のロシアに対する強硬姿勢を支持する東欧のナショナリスト政党への依存度が高まっている。

フォンデアライエン氏の就任には、中道左派からの支持が不可欠だが、中道左派の方針は未定。

同氏は中道右派の出身で、就任には376票の賛成票が必要になる。

指名後初めて公の場で政策について演説した同氏は、中国、米国、ロシアへの対応でEUが団結する必要があると主張。「法の支配」の尊重やEU経済の競争力向上が重要だとの認識を示した。

2050年までに温室効果ガス排出量を差し引きゼロにする「カーボンニュートラル」を目指す取り組みにも支持を表明。単一市場の改革や共同防衛力への投資を進める必要性や、米国に対し「さらに強く主張する」必要性も指摘した。

英国のEU離脱については、英国の残留を期待するが、離脱する場合も将来の良好な協力関係の可能性を損なってはならないと発言。アイルランド国境問題の安全策(バックストップ)は「貴重で重要であり、守る必要がある」とも述べた。

フォンデアライエン氏は、これまでのところ中道右派の欧州人民党(EPP、182議席)の支持を得ているほか、リベラル派(108議席)からも支持を得られる可能性が高いが、就任にはさらに支持を上積みする必要がある。

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