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EU欧州委、加盟国にリチウム規格作りへの積極関与を呼び掛け

 6月19日、欧州連合(EU)のティエリー・ブルトン欧州委員(域内市場担当)(写真)は加盟各国の政府に対し、電気自動車(EV)用電池などの材料であるリチウムの国際規格作りに積極的に関与するよう訴え、主導権確保に動く中国への警戒を促した。写真はベルギーで17日代表撮影(2020年 ロイター)

[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)のティエリー・ブルトン欧州委員(域内市場担当)は加盟各国の政府に対し、電気自動車(EV)用電池などの材料であるリチウムの国際規格作りに積極的に関与するよう訴え、主導権確保に動く中国への警戒を促した。

今月24─25日には国際標準化機構(ISO)の技術管理評議会で、中国が提案するリチウムの国際規格に関する委員会の設置について採決が行われる。中国は委員会の事務局に立候補している。

国際規格作りの対象となるのはリチウムの採掘と製錬、検査、分析のほか、リチウムイオン電池などで使われるリチウム化合物の製造。

ブルトン氏はEU27加盟国の産業担当閣僚に宛てた書簡で、

「EUの主要な貿易相手は競争上の優位性を守り高めるため、主要市場での国際規格作りに非常に積極的だ」と指摘。ロイターは書簡を閲覧した。

「われわれはそのような手続きを注意深く見守る必要がある。適切に関与しなければ、EUの経済的競争力と技術面での主導的地位が意図せず損なわれる可能性がある」とした。

「国際規格が欧州の規格と整合的であるのを確かめ、欧州の企業の競争上の優位性を確保することがわれわれの利益に結び付く」とした。

フランスとドイツは先月、EV用電池の生産に共同で最大60億ユーロ(67億ドル)投資する合意を結んだ。

ブルトン氏はまた、欧州委から欧州標準化委員会(CEN)と欧州電気標準化委員会(CENELEC)に対し、リチウム規格に関する取り組みを注視するよう求める考えを示した。

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