June 21, 2018 / 3:21 AM / 5 months ago

EU、難民対策で24日に緊急会議 メルケル独首相の要請で

 6月20日、メルケル独首相(写真)は、24日に開催予定の難民問題に関する欧州連合(EU)緊急会議で、移民流入を抑制し、難民の域内の移動を制限する案に合意するようイタリアやギリシャなどの加盟国を説得する見通し。写真はベルリンで18日撮影(2018年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[ブリュッセル 20日 ロイター] - メルケル独首相は、24日に開催予定の難民問題に関する欧州連合(EU)緊急会議で、移民流入を抑制し、難民の域内の移動を制限する案に合意するようイタリアやギリシャなどの加盟国を説得する見通し。

ドイツでは難民対策を巡り政権内の亀裂が拡大。連立政権の一角を担うキリスト教社会同盟(CSU)のゼーホーファー党首(独内相)は、EU加盟国間で難民受け入れをより公平に分担することを求めており、28─29日のEU首脳会議(サミット)で合意がまとまらない場合、他の加盟国で審査を受けた難民をドイツが受け入れるのを拒否する命令を発動しようとしている。

メルケル首相とゼーホーファー党首の対立で独政権の安定が揺らいでおり、移民・難民問題はEUの政治的最優先課題として再び浮上している。

ただ、CSUの要求について、EUサミットで28加盟国すべての合意を取り付けるのは難しいとみられる。このため、メルケル首相は他の9加盟国との緊急会議を提案。難民の流入が多いイタリアとギリシャのほか、フランス、オーストリア、ブルガリア、オランダなどが参加する。

難民受け入れの公平な分担に反対する立場のポーランド、チェコ、ハンガリーは緊急会議には参加しない。ただ、メルケル首相は、同会議の参加国がEU域内の難民の移動をさらに制限することを確約すれば、CSUが態度を軟化させると期待している。

EUには、難民らの審査を域内で最初に到着した国で行うと定めた規則があるため、審査中に域内を自由に移動することは規則違反になる。ただ、阻止は難しく、中東やアフリカから100万人以上が流入した2015年の難民危機以降、こういった「二次的移動」は後を絶たない。

24日の緊急会議の声明案は「二次的移動を大幅に抑制する強い必要性」に言及。難民申請者などが域内で国境を越えることを食い止め、受け入れ国への迅速な再入国を保証することが抑制につながるとした。

関係筋によると、ドイツは二次的移動について、24日の会議でギリシャやイタリアなどからドイツに移動した難民の引き取りで合意を得たい考え。ただ、反移民政策を掲げる「同盟」が連立政権の一翼を担うイタリアは、同意しない構えをみせている。

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