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EU一般裁判所、クアルコムに対する欧州委の制裁金は無効と判決

 6月15日、欧州連合(EU)司法裁判所の一般裁判所は、EU欧州委員会の米半導体大手クアルコムに対する4年前の制裁金支払い命令は無効だとの判決を下した。独ミュンヘンで2021年9月撮影(2022年 ロイター/Wolfgang Rattay)

[ルクセンブルク 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)司法裁判所の一般裁判所は15日、EU欧州委員会の米半導体大手クアルコムに対する4年前の制裁金支払い命令は無効だとの判決を下した。手続き面で幾つも適正ではない部分があり、クアルコムの行動を巡る欧州委の分析結果に妥当性が認められないとしている。

欧州委は2018年、クアルコムが2011年から16年までアップルに多額の資金を払ってインテルなどのライバルを排除し、iPhone(アイフォーン)とiPad(アイパッド)向けの半導体を独占的に納入していたのは独占禁止法違反だと主張し、クアルコムに9億9700万ユーロ(10億5000万ドル)の支払いを命じていた。

しかし一般裁判所は、クアルコムの資金提供によってアップルが他のサプライヤーに調達先を切り替えるインセンティブが実際に低下したという欧州委の見解を裏付ける具体的な証拠が提出されなかったなどと説明した。

今回の判決は、欧州委のベステアー執行副委員長(競争政策)が進める巨大IT企業に対する規制強化の取り組みにも影響を及ぼす可能性がある。

欧州委は、判決内容を慎重に検討した上で、今後の行動を決めると述べた。クアルコムはコメント要請に回答がなかった。

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