[ブリュッセル 17日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグル、米メタ・プラットフォームズ、米ツイッターの3社が17日までに発表した月間ユーザー数が欧州連合(EU)の基準値を超えたことで、3社は「デジタルサービス法(DSA)」に基づき厳しいコンテンツ規則を適用されることになった。
DSAでは、ユーザー数4500万人以上の企業を「非常に大規模なオンラインプラットフォーム」と定義し、リスク管理や外部監査を義務付けている。当局および研究者とのデータ共有や行動規約の採用も求められる。
各プラットフォームは17日を期限として月間アクティブユーザー数の提出を要請されていた。「非常に大規模なオンラインプラットフォーム」は、4カ月以内に規則を順守しない場合、罰金を科せられる可能性がある。
ツイッターが発表したEU域内の月間ユーザーは平均1億0090万人。
アルファベットは、ログインしてアプリを使うEU域内のユーザー数が「グーグル・マップ」で2億7860万人、「グーグル・プレイ」で2億7460万人、「グーグル・サーチ」で3億3200万人、「ショッピング」で7490万人、「ユーチューブ」で4億0170万人だったと発表した。グーグルのサービスはログインしなくても使えるため、そうしたユーザーの数は別途発表した。
メタは数日前、「フェイスブック」の月間平均アクティブユーザーをEU域内で2億5500万人、インスタグラムを2億5000万人と発表していた。
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