[ブリュッセル 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)規制当局は21日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が域内利用者の権利強化に同意したと発表した。これにより同社は、消費者団体が起こした訴訟による処罰を回避できるかもしれない。
欧州消費者機構(BEUC)は、2021年の訴状でティックトックが隠れた広告や不適切なコンテンツから子どもを保護できていないと指摘した。
同社はその後、是正に向けて欧州委員会と消費者保護当局との協議を行い、今回、いくつかの変更に合意したとEU当局は説明した。
今回の変更には、子供に商品やサービスの購入を促したりする広告などがあった場合、ユーザーが簡単に報告できる追加オプションの導入が含まれる。
ティックトックは、今後も機能の改善を続けると説明している。
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