May 29, 2019 / 11:46 PM / 19 days ago

トルコ、EU加盟から「一段と遠ざかる」 欧州委が報告書

 5月29日、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は29日、トルコのEU加盟に向けた進捗状況に関する報告書を公表した。写真は4月8日、モスクワで会議に出席するトルコのエルドアン大統領(2019年 ロイター/Maxim Shipenkov)

[ブリュッセル 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は29日、トルコのEU加盟に向けた進捗状況に関する報告書を公表した。人権や司法、経済政策において「さらなる深刻な後戻り」がみられるとし、加盟候補国の地位は凍結されているとした。

報告書は、政権による独裁的支配によって状況が悪化していると批判。「トルコはEUから一段と遠ざかっている。交渉は事実上、暗礁に乗り上げている」とした。

トルコを巡っては2016年7月のクーデター未遂事件後の弾圧や、抑制と均衡のない強力な大統領制への移行、ロシアとの関係緊密化を受けて西側諸国や金融市場に懸念が広がっており、通貨リラの急落につながっている。

報告書はまた、言論の自由や抗議する権利が奪われており、同国の民主主義は危険な状態にあるほか、政府が金融市場に悪影響を及ぼしていると指摘。「トルコ経済では深刻な後戻りが続いており、同国の市場経済の機能を巡る懸念の高まりにつながっている」とした。

トルコはEUの報告書に反発。同国のFaruk Kaymakci外務次官は、首都アンカラでの記者会見で「不公平で不釣合いな批判を受け入れることはできない。トルコがEUから遠ざかっているという報告書には正しくない部分がある」と反論した。

一方で建設的な批判については留意する意向を示した上で、安全保障上の脅威への対策で欧州の支持に期待するとした。

報告書は6月にEU各国の政府が承認する見通し。

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