March 2, 2018 / 6:02 PM / 9 months ago

EU、米輸入制限への対抗措置準備 広範な対象 

 3月2日、トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムに輸入制限を発動する方針を示したことを受け、欧州連合(EU)は対抗措置として米国からの輸入に関税をかける際に対象となる物品のリストを作成した。写真はEU旗(左)と米国旗(右)。2011年12月にドイツのベルリンで撮影(2018年 ロイター/Tobias Schwarz)

[ブリュッセル 2日 ロイター] - トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムに輸入制限を発動する方針を示したことを受け、欧州連合(EU)は対抗措置として米国からの輸入に関税をかける際に対象となる物品のリストを作成した。リストには自動二輪のハーレー・ダビッドソンからバーボン・ウイスキーに至るまで広範な品目が含まれている。

トランプ米大統領は1日、鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の輸入関税を課す方針を来週発表すると表明。EU関係筋によると、EUは米国が表明通りに鉄鋼とアルミニウムに対する輸入制限を発動させれば、欧米間の貿易の「再均衡化」に向け約35億ドルに上る米国からの輸入に25%の関税をかけることを検討している。

ユンケル欧州委員長はドイツのテレビに対し、「われわれは米国と理に適った関係を構築したいが、現実から逃げるわけにはいかない」とし、「ハーレー・ダビッドソン、バーボン・ウィスキー、ジーンズなどに輸入関税をかける」と述べた。

トランプ大統領が輸入制限を発動する方針を表明したことに対しEUの執行機関である欧州委員会は「強硬に」対応するとし、他の国と共に世界貿易機関(WTO)に訴える可能性のほか、米国の措置により行き場を失った製品がEU内に流入するのを防ぐためにセーフガード(緊急輸入制限)措置の発動も検討するとの姿勢を表明している。

EU関係筋は、一段の対抗措置として検討されている措置は欧米間の貿易の「再均衡化」に向け、米国を標的としたものになると指摘。米国の輸入関税がEUの鉄鋼に完全に適用された場合、EUは総額28億ユーロの米国からの輸入に25%の関税をかける可能性がある。内訳は鉄鋼関連、他の工業品、農産品がそれぞれ3分の1ずつになるとみられるが、品目のリストは来週、承認のためEU加盟国に提示される。「再均衡化」に向けた措置は向こう3カ月以内に導入される必要がある。

EUの米国への輸出は2017年は鉄鋼が53億ユーロ(65億3000万ドル)、アルミが11億ユーロだった。

*写真を付けて再送します。

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