January 30, 2020 / 5:12 AM / 24 days ago

欧州委、少額ユーロ硬貨の段階的廃止を検討 額面上回る鋳造コスト

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、ユーロ加盟国で1セントおよび2セント硬貨の流通を段階的に廃止することを検討している。写真は2017年4月に撮影。(2020年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ブリュッセル 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、ユーロ加盟国で1セントおよび2セント硬貨の流通を段階的に廃止することを検討している。硬貨の製造・管理コストが額面を上回っているという加盟国も多く、経費削減につながることが期待されている。EUの文書で明らかになった。

欧州委は、消費者が1セントや2セント硬貨を使わずに買い物ができるよう、金額の端数を切り上げたり、切り下げたりするEU共通のルール導入を検討している。

ユーロ圏19カ国のうち、オランダ、フィンランド、アイルランド、ベルギー、イタリアはすでに、現金での買い物金額の端数を丸めるよう義務付けたり、あるいは奨励するための規則を導入したりしている。

欧州委でも、実際にこれらの小額硬貨を廃止する前に金額の端数を丸めるためのルールを導入し、徐々に使われないようにしていく可能性が高いとみられている。

欧州委はなお最善の選択肢について検討中で、シェフチョビチ副委員長は29日の会見で「この提案については、まだ最終的な決定はしていない」と述べた。

欧州委は2018年のリポートで、1セント硬貨の発行は「加盟国にとって赤字が出てしまう活動」だと指摘した。イタリアは2017年に鋳造を廃止した。鋳造のコストが硬貨の額面を上回っていたという。2セント硬貨の製造コストが額面を上回っている加盟国もある。

2017年に実施された世論調査では、ユーロ圏諸国で少額硬貨の廃止を支持する回答が圧倒的に多かった。

欧州委のリポートは、小額硬貨が廃止されることで商品価格の端数が最小硬貨の5セントに切り上げられ、物価上昇につながるという消費者の懸念を踏まえ、既に小額硬貨の利用を制限している国々では価格の目立った引き上げなどは見られていないと指摘している。さらに、硬貨の管理コストが低下すれば、小売店が商品の値下げをすることも可能になるとしている。

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