August 9, 2018 / 8:46 PM / 11 days ago

欧州市場サマリー(9日)

[9日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。比重の大きい銘柄が配当落ちとなったほか、決算が期待外れの内容だった世界最大の旅行グループ、TUI(TUIT.L)が売られた。

配当落ちした石油大手のBP(BP.L)とロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L)、資源大手リオ・ティント(RIO.L)は2.1%と0.1%、1.8%それぞれ下落した。

TUIは2.5%下落した。取引時間中は9.7%安となる場面もあった。第3・四半期決算が期待外れの内容だった。また北欧における猛暑の影響で通期業績が予想を超えることはないとの見通しを示した。

一方、映画館運営のシネワールド・グループ(CINE.L)は10.7%上昇。スーパーヒーロー映画が追い風となり上半期収益が増加した。

英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、合意がないまま離脱に至るとの懸念からポンドが低迷しており、FTSE100種の下支え要因となっている。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。決算が好感された一般消費財銘柄が買われ、全体の水準を押し上げた。ただ米中貿易摩擦や、米国によるロシアに対する新たな経済制裁が不安視され、上昇幅は限定的だった。

ドイツのスポーツ用品大手アディダス(ADSGn.DE)は9.4%上昇した。第2・四半期決算が市場予想を上回ったことが好感された。上半期収益が増加した映画館運営のシネワールド・グループ(CINE.L)は10.7%高となった。

一方、オーストリアの銀行大手ライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)(RBIV.VI)は6.0%下落した。米国の対ロシア制裁を受け、ロシアでの収益が大きいRBIが不安視された。

CMCマーケッツの首席アナリスト、マイケル・ヒューソン氏は取引時間の序盤に、「ロシアに対する米国の新たな制裁と貿易戦争を巡る懸念は大いに、この日の欧州株の抑制要因となり得る」と述べた。

<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが小幅上昇した。ディマイオ副首相の予算に関する発言で、同国財政に対する市場の懸念が強まった。

ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」の党首を務めるディマイオ副首相は9日、来年度予算が年金改革や減税などを含むものになると記者団に述べた。こうした措置は多額の支出が必要で、財政を圧迫する。

イタリア2年債と10年債は一時7ベーシスポイント(bp)上昇。ただ一部投資家は買いの好機ととらえ、終盤にかけて利回りはやや低下し、前日比2─3bp上昇して取引を終えた。

BBVAのストラテジスト、ハイメ・コステロ・デンチェ氏は「政府は歳出計画を完全に、それもすぐに実施したいようにみられる」とし、ディマイオ氏の発言がこの日の材料になったと指摘。9月に予算がまとまるまで、こうした発言が続くだろうと述べた。

イタリアとドイツの10年債利回り格差は約253bpで、前日から約8bp拡大した。

その他の債券利回りは小幅低下。世界でリスク回避が強まり、国債への需要が高まった。貿易戦争への懸念を背景に株価が下落し、ドイツ10年債利回りは2週間ぶりの低水準の0.377%となった。

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