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ユーロ圏の1月インフレ率が大幅上昇、16年成長率1.7%
2017年1月31日 / 11:18 / 10ヶ月後

ユーロ圏の1月インフレ率が大幅上昇、16年成長率1.7%

[ブリュッセル 31日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した1月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は、前年同月比1.8%上昇した。エネルギー価格の急伸を受け、伸び率は予想(同1.6%)を上回った。12月は同1.1%の上昇だった。

 1月31日、欧州連合(EU)統計局が発表した1月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は、前年同月比1.8%上昇した。エネルギー価格の急伸を受け、伸び率は予想(同1.6%)を上回った。写真はフランクフルトのECB本部。2016年3月撮影(2017年 ロイター/Kai Pfaffenbach/File Photo)

CPI上昇率は、2%をやや下回る水準という欧州中央銀行(ECB)の中期目標圏に到達した。

1.8%の伸び率は、2013年2月以来の高水準。

ただ、変動の激しい食品・エネルギーを除くコアインフレ率は前年比0.9%で、12月から横ばいだった。ECBは政策決定上でコアインフレ率に注目しており、ECBの資産買い入れプログラムが直ちに変更されない可能性を示唆している。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は19日、理事会後の会見で、ユーロ圏のインフレは主にエネルギー価格の変動が主導する格好で上昇しており、「基調的なインフレが、納得のいくような上昇トレンドにある兆候は見られない」と述べた。

ING銀行のエコノミスト、Bert Colijn氏は「コアインフレ率が引き続き弱いため、資産買い入れプログラムの変更につながる可能性は低い」と指摘。コアインフレ率に「大幅な上振れサプライズ」がない限り、来年まではECBがテーパリング(資産買い入れの段階的縮小)を開始することはないとみている。

CPIでは、12月に前年比2.6%上昇したエネルギー価格が同8.1%急伸。未加工食品は同3.3%上昇した。

同時に発表された第4・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前期比0.5%増で予想と一致。前年同期比では1.8%増で、予想をやや上回った。

16年通年のGDP伸び率は1.7%。5年ぶり高水準だった15年の2.0%からは減速した。

IHSグローバル・インサイトのエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は「17年は政治的不透明感がかなり強まり、インフレ率上昇で消費者の購買力も落ちると見込まれるため、ユーロ圏が成長モメンタムを維持するのは難しいのではないか」と分析。17・18年のGDP伸び率をともに1.6%と予想した。

12月失業率は9.6%と、過去7年余りの最低水準に低下した。

*内容を追加して再送します。

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