January 16, 2015 / 7:42 PM / 4 years ago

ドイツ10年債利回り過去最低、スイスフラン上限撤廃受け

 1月16日、ユーロ圏金融・債券市場は、独10年債利回りが過去最低水準を更新した。写真は同国国旗。ベルリンで昨年11月撮影(2015年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[ロンドン 16日 ロイター] - 16日のユーロ圏金融・債券市場では、前日のスイス中銀によるフラン上限撤廃を受け資金が安全資産に流れるなか、独10年債利回りが0.4%を下回り、再び過去最低水準を更新した。フランス、ベルギー、オーストリアなど他の中核国の10年債利回りも過去最低を更新した。

ただ、スイスフラン建て資産に対するエクスポージャーに備えるための予備的な措置としてギリシャの大手行2行が同国の中央銀行に緊急流動性支援を要請したことを受け、ギリシャ国債利回りは急上昇した。

スイス国立銀行(中央銀行)が前日、過去3年にわたり維持してきたスイスフランの対ユーロの上限を廃止したことを受けスイスフランが急騰。株式などの高リスク資産から国債などの安全資産に資金が流れ、最高位の「AAA」に格付けされている独連邦債が大きな恩恵を受けた。

独10年債利回りは一時0.380%まで低下。この他、フランス、ベルギー、オランダ、フィンランド、オーストリアなどの10年債利回りも過去最低を更新した。

一方、スイス10年債CH10YT=TWEB利回りはマイナス0.053%まで低下。先進国のなかで10年債利回りがマイナス圏に落ち込むのはスイスが初めてのケースとなる。

市場関係者は、スイス国債を売って利回りが高い債券を買う動きが出始めていると指摘。コメルツ銀行のアナリスト、マーカス・コッホ氏は、スイス中銀の予想外の決定の影響が波及しているとしている。

欧州中央銀行(ECB)が22日の理事会で国債買い入れ型の本格的な量的緩和の実施を決定するとの観測が高まっていることから、格付けの低いユーロ加盟国の国債利回りも低下。イタリア10年債IT10YT=TWEB利回りが1.65%と最低水準を更新したほか、スペイン10年債ES10YT=TWEBは1.505%に低下した。

ただ、ギリシャ国債利回りは急騰。ギリシャの銀行大手アルファ銀行(ACBr.AT)とユーロバンク(EURBr.AT)がギリシャ中央銀行に緊急流動性支援(ELA)を申請したことを受け、ギリシャ10年債GR10YT=TWEB利回りは9.69%と、50ベーシスポイント(bp)を超えて上昇。3年債GR3YT=TWEB利回りは12%近い水準まで上昇した。

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