March 6, 2015 / 7:58 PM / 4 years ago

ユーロ圏国債利回り低下、米独利回り格差拡大

[ロンドン 6日 ロイター] - 6日のユーロ圏金融・債券市場では、前日に続き国債利回りがおおむね低下した。

終盤の取引で、ポルトガル10年債PT10YT=TWEB利回りは6ベーシスポイント(bp)低下の1.75%で推移。一時は1.67%まで下げ、過去最低を更新した。

イタリア10年債IT10YT=TWEBは1.31%、スペイン10年債ES10YT=TWEBは1.23%と、ともに2bp低下。アイルランド10年債IE10YT=TWEBは一時4bp低下の0.84%となり、過去最低を更新した。

米労働省がこの日に発表した2月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が29万5000人増と、予想の24万人を上回って増加。失業率は5.5%と2008年5月以来の低水準を記録した。これを受け、連邦準備理事会(FRB)が 6月にも利上げに踏み切る可能性があるとの観測が台頭し、米10年債US10YT=RR利回りは2.24%と、13bp上昇した。

こうしたなか、米独10年債利回り格差が拡大。トムソン・ロイター・データストリームによると、同利回り格差は1.85%ポイントと、1989年5月以来の水準に拡大した。

KBCのストラテジスト、ピエ・ラメンス氏は、「米FRBが引き締めサイクルを開始する時期に近づいている一方、欧州中央銀行(ECB)はまもなく量的緩和を開始する」と指摘。こうしたなか「米独利回り格差は今後も拡大の一途をたどる」としている。

ECBは9日に量的緩和措置として国債買い入れを開始。買い入れが効果を発揮し、ユーロ圏のインフレ率が上向くとの観測から、この日の取引で普通国債とインフレ指数連動債(TIPS)の利回り格差であるブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が上昇した。

5年物EUIKL5YF5Y=Rは1.798%と、前日の1.765%から上昇。週初からは約0.15%ポイント上昇しており、ロイターが統計を取り始めた2012年末以降で最大となっている。

DZ銀行のストラテジスト、クリスチャンン・レンク氏は、「ECBの措置に対し、市場は信頼を寄せているように見える」としている。

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