August 28, 2014 / 6:22 PM / 4 years ago

独国債利回り過去最低更新、ウクライナ情勢緊迫で=ユーロ圏市場

 8月28日、ユーロ圏金融・債券市場は、独連邦債利回りが過去最低を再び更新した。写真はロンドンのディーリングルームで2011年9月撮影(2014年 ロイター/Andrew Winning)

[ロンドン 28日 ロイター] - 28日のユーロ圏金融・債券市場では、独連邦債利回りが過去最低を再び更新した。ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、安全資産とされる独連邦債に逃避買いが膨らんだ。ただ、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測の後退で、周辺国の国債利回りは上昇した。

ウクライナのポロシェンコ大統領は、ロシア部隊が領内に進入したとし、対応策を協議するため安全保障国防会議の緊急会合を招集した。

これを受け、独10年債DE10YT=TWEB利回りは過去最低となる0.867%に低下した。

一方、スペイン、ドイツのインフレ統計を嫌気し、周辺国国債の利回りは上昇した。

8月のスペイン消費者物価指数(CPI)は前年比0.5%下落と、0.6%の下落を見込んでいた市場予想ほどは落ち込まなかった。独CPIは前年比0.8%上昇と、伸びは前月から横ばいだった。

ロイター調査では、29日発表のユーロ圏全体のCPIが前年比0.3%上昇と、伸びが前月の0.4%上昇から鈍化すると見込まれている。だがスペイン、ドイツのCPIの発表を受けて、一部では予想外の内容になった場合に備える動きが出た。

BNPパリバの金利ストラテジスト、パトリック・ジャック氏は「予想をやや上回るインフレ統計は量的緩和(QE)見通しを後ずれさる可能性がある。そのため周辺国国債はアンダーパフォームする一方、緊張が高まっているウクライナ問題が中核国の国債を支援している」と述べた。

関係筋によると、8月のユーロ圏インフレ統計で、デフレに向かっている兆候が示さされない限り、ECBが来週の理事会で新たな政策を打ち出す公算は小さい。

スペイン10年債ES10YT=TWEB、イタリア10年債IT10YT=TWEB利回りは10ベーシスポイント(bp)、7 bpそれぞれ上昇し、2.24%、2.44%をつけた。

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