October 15, 2014 / 7:17 PM / 4 years ago

独連邦債利回り過去最低更新、世界経済への懸念で=ユーロ圏市場

[ロンドン 15日 ロイター] - 15日のユーロ圏金融・債券市場では、独10年債利回りが過去最低を更新した。世界経済への先行きに対する懸念が強まっており、安全資産とされる独連邦債への逃避買いが膨らんだ。

一方、低格付けのユーロ圏国債は大きく売られ、ギリシャ10年債利回りは8%近くまで跳ね上がった。ギリシャ政府が表明している国際支援からの早期脱却計画や、来年の解散総選挙の可能性をめぐる懸念が強まっている。

この日発表された米小売売上高が予想外に減少したことで、米国債利回りは2013年5月以来の水準に低下、市場が織り込む米利上げ開始時期も2015年終盤に後ずれした。

最大の懸念はユーロ圏の経済見通しが悪化の一途をたどっていることだ。市場の焦点は欧州中央銀行(ECB)の追加緩和の可能性から周辺国の債務が制御不可能になる債務危機リスクへと再びシフトしている。

独10年債DE10YT=TWEB利回りは一時、過去最低となる0.719%に低下。その後は8ベーシスポイント(bp)低下の0.76%をつけた。1日の下落幅としては2013年9月以来の大きさとなる見込み。

半面、ポルトガル10年債利回りPT10YT=TWEBは20bp上昇の3.28%。イタリア10年債利回りIT10YT=TWEBは8bp上昇の2.39%、スペイン10年債利回りES10YT=TWEBは4bp上昇の2.10%となった。

ポルトガル、イタリア国債利回りは2カ月ぶり、スペイン国債利回りは約6週間ぶりの高水準を記録した。

ECBが市場の中長期的なインフレ期待の指標として注目している、5年後から5年間の期待インフレ率を反映するユーロ圏のブレーク・イーブン・インフレ率(フォワードBEI) EUIL5YF5Y=Rは約1.76%に低下し、過去最低を更新した。

INGのシニア金利ストラテジスト、アレッサンドロ・ジャンサンティ氏は「インフレ期待はフリーフォールの状況にあり、ECBは早急に国債買い入れを余儀なくされる」と見込んでいる。

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