September 21, 2018 / 7:29 PM / 3 months ago

欧州市場サマリー(21日)

[21日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 3日続伸。英国の欧州連合(EU)離脱を巡るメイ英首相の発言を受けポンドが値を下げ、輸出銘柄の追い風となった。また、貿易戦争への不安が後退する中、銀行や鉱業、石油株の値上がりが目立った。3日続伸は8月中旬以来。

メイ英首相は、交渉が行き詰まりとなったと述べ、新たな提案を出すようにEU側に要求した。ポンドはドルに対して2セント値下がりし、今年最大の下落幅となる見通し。

そのほか、米中が今週発表した互いの輸入関税が当初予想ほど厳しい内容でなかったことから、買い安心感が広がった。

部門別では金融株がFTSE100種の最大の押し上げ要因だった。鉱業株も好調だった。資源大手のリオ・ティント(RIO.L)とBHPビリトンBLT.L、アングロ・アメリカン(AAL.L)、グレンコア(GLEN.L)は2.7%から4.7%上昇した。金属の値上がりが買い材料だった。米中の関税措置が世界経済に与える影響が当初予想ほどひどくないとの見方から、銅はこの日、6週間ぶりの高値を付けたほか、週間ベースで15週ぶりの大幅高となった。

<欧州株式市場> 続伸。米中貿易摩擦への懸念が後退する中、通商政策に左右されやすい鉱業や自動車銘柄が値を上げた。

STOXX欧州600種指数とDJユーロSTOXX50種指数.STOXX50Eはともに10営業日続伸した。STOXX欧州600種にとって2017年9月以来の長い期間だ。DJユーロSTOXX50種にとっては1997年以来の長期間だった。

米中貿易摩擦が高まる中でも市場は、両国が互いに課した関税が当初予想ほど厳しい内容でなかったことに注目した。また両国が打開策を見出すとの期待も高まっている。

欧州株のバリュエーションが低いことも投資家を引きつけている。貿易摩擦によって輸出銘柄が多い欧州株式相場は最近、米国株と比べて低迷していた。

資源株指数.SXPPは1.71%上昇し、部門別で最も好調だった。

自動車・部品株指数.SXAPは0.26%上昇。取引時間中は約1.9%高となる局面もあったが、その後利益確定売りが出る中で上昇幅を圧縮した。

<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが低下した。投資家は来年度予算の内容待ちで、ディマイオ副首相が連立与党を離脱すると警告したとの報道を、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」が否定したことを受けた。

イタリア国立統計研究所(ISTAT)はこの日、2017年の財政赤字の対国内総生産(GDP)比を、4月発表の2.3%から2.4%に引き上げ。一方、公的債務の対GDP比は131.8%から131.2%に引き下げ、これも利回り低下に寄与した。

また英国のメイ首相は、欧州連合(EU)離脱交渉が行き詰ったとの認識を示し、EUは代替案を示す必要があると主張。これを受け、ドイツ国債利回りは低下幅を拡大。ポンドGBP=売りも強まり、安全資産への需要が高まった。

イタリア国債利回りIT2YT=RRIT5YT=RRIT10YT=RRは最大7ベーシスポイント(bp)低下。前日はディマイオ副首相が予算を巡り連立離脱の姿勢を示したと報じられ、最大12bp上昇していた。

イタリア以外のユーロ圏債券利回りは、ほとんどが低下した。

ドイツ10年債利回りDE10YT=RRは2bp低下し、0.46%。前日は一時4カ月ぶり高水準となる0.506%に上昇していた。

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