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欧州市場サマリー(25日)

[25日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。金融引き締め観測を背景とした国債利回りの上昇で銀行株が買われ、FTSE100種は前日に付けた約1カ月ぶりの安値から上昇に転じた。金融大手のHSBC、ロイズはそれぞれ3.5%、3.3%上げた。

ウクライナでの軍事対立や中東でのリスクが供給に支障を及ぼすとの懸念から原油価格が上昇し、時価総額の大きい石油株も値上がりした。

中型株で構成するFTSE250種指数は0.90%高と、前日の約10カ月ぶりの安値から反発した。

市場参加者は、タカ派的な政策運営姿勢が示されるとみられる26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を前に警戒感を強めた。また、イングランド銀行(英中央銀行)が来週の会合で、昨年12月に続いて政策金利を引き上げるとの見方も強まっている。

ゼネラリ・インベストメンツのマクロ・マーケット調査首席のトーマス・ヘンペル氏は投資家向けのメモで「迫り来る米連邦準備理事会(FRB)の利上げやウクライナ情勢の緊迫化が懸念される中、世界の株式市場は最近、急速に下落している」とし、「対立の激化とそれに続く西側諸国による制裁で欧州へのエネルギー供給に対する不安が増し、インフレの不確実性が高まる可能性がある」と指摘した。

個別銘柄では、郵便事業会社のロイヤルメールが1.3%上昇。数世紀続く同社の変革を目的としたコスト削減の取り組みの一環として、管理職約700人を解雇すると発表したことが市場では好感された。

一方、管理職約1500人の削減計画を明らかにした英日用品のユニリーバは0.2%下落した。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。スウェーデン通信機器大手エリクソン、スイスのパソコン周辺機器メーカー、ロジテック・インターナショナルがそれぞれ好決算を発表したのが支援材料となった。

前日は米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めの動きや、ウクライナでの軍事衝突の可能性への懸念から下落していた。

投資家は、FRBが26日に3月の利上げを示すと予想している。米短期金利期待を示すフェデラル・ファンド(FF)金利先物は、今年計4回の利上げを織り込んでいる。

ゼネラリ・インベストメンツのマクロ・マーケット調査首席のトーマス・ヘンペル氏は、地政学的な不安とFRBのタカ派的な姿勢の予想から、ボラティリティーが高い状態が続くとの見通しを表明。ただ、最近の急落は買うチャンスになる可能性があるとして「世界的な景気拡大のペースは、株式の緩やかな上昇傾向と全体的に一致している」と述べた。

ロジテック・インターナショナルが6.2%上昇。現会計年度の決算予想を引き上げたことが好感された。

エリクソンは7.6%上昇。2021年第4・四半期のコア収益が市場予想を上回ったのが材料視された。5Gネットワークを導入する国が増え、通信機器の売上高が増加したことが寄与した。

スイスの金融大手クレディ・スイス は0.9%下落。訴訟引当金の計上に加え、トレーディングやウェルスマネジメント部門の業績が低迷し、第4・四半期の純損益が赤字になる公算が大きいとの見通しを示したことが嫌気された。

リフィニティブのIBESデータによると、欧州企業の第4・四半期利益は前年同期比51.0%増の見通し。エネルギーや原材料、工業・金融部門が最大の伸びを示すと予想されている。

<ユーロ圏債券> 域内債券利回りが小幅に上昇した。前日に大きく売られた欧州株が一時的に回復したことを受けた。

前日にはウクライナ情勢の緊迫化や米利上げを巡る懸念を背景に世界的に株価が急落し、域内国債利回りも大幅に低下。25日の欧州株は落ち着きを取り戻しつつあるもようだが、センチメントは依然として脆弱で米国株は序盤の取引で下落した。

ドイツ10年債利回りは終盤で1.3ベーシスポイント(bp)上昇のマイナス0.085%。前日には約3週間ぶりの低水準を付けていた。

INGの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は「地政学的緊張とFRBの引き締め懸念を背景とする世界株式市場の下落は今週も国債の主要なドライバーだ」と指摘。「いずれも長期的な金利見通しの材料にはならないが、短期的には利回りを引き続き押し下げるだろう」と述べた。

欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは、インフレ率が目標を上回る水準にとどまればECBは金融引き締めに踏み切ると述べた。ただ、現時点ではそうした展開になる公算は小さいとした。

イタリア10年債利回りは1.35%付近で横ばい。イタリアで24日に大統領選の第1回投票が行われたが、次期大統領選出に至らなかった。

発行市場では、オランダで30年債入札、フランスで新発30年物価連動債入札が実施された。ロイターが入手した主幹事証券のメモによるとフランス新発債への応札額は235億ユーロを超えたという。

独IFO経済研究所が25日に発表した1月の業況指数は95.7となり、7カ月ぶりに上昇した。供給網の目詰まりが改善し、工場生産が押し上げられた。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1282 1.1302

ドル/円 113.86 113.87

ユーロ/円 128.49 128.70

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 459.59 +3.23 +0.71 456.36

FTSEユーロファースト300種 1793.68 +13.84 +0.78 1779.84

ユーロSTOXX50種 4078.26 +23.90 +0.59 4054.36

FTSE100種 7371.46 +74.31 +1.02 7297.15

クセトラDAX 15123.87 +112.74 +0.75 15011.13

CAC40種 6837.96 +50.17 +0.74 6787.79

<金現物> 午後 コード

値決め 1831.6

<金利・債券>

米東部時間13時41分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.55 +0.01 100.54

独連邦債2年物 112.12 0.00 112.12

独連邦債5年物 133.08 -0.07 133.15

独連邦債10年物 170.66 -0.21 170.87

独連邦債30年物 205.84 -0.78 206.62

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.644 +0.005 -0.652

独連邦債5年物 -0.398 +0.017 -0.426

独連邦債10年物 -0.079 +0.021 -0.102

独連邦債30年物 0.236 +0.029 0.204

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