September 19, 2018 / 7:19 PM / 3 months ago

欧州市場サマリー(19日)

[19日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 上昇して取引を終えた。米中貿易摩擦が弱まるとの期待からリスク志向が高まった。鉱業と銀行株が買われた。

米国は17日に2000億ドル規模の中国製品に10%の追加関税を課すと発表し、中国も報復措置に出た。双方の関税措置が予想ほど厳しくなかったことによる安心感から銅が値上がりし、鉱業銘柄の追い風となった。

タヴィストック・ウェルスの最高投資責任者(CIO)、クリストファー・ピール氏は「中国は全ての米国製品に関税を課し、通貨を切り下げた。弾切れ状態だ。また、新たな関税措置に対する批判は上がっていない」とした。

この日はポンドの値動きで相場が不安定な相場展開となった。8月の消費者物価指数(CPI)上昇率が予想外に拡大したことからポンドが値を上げ、株式はマイナス圏で取引された。その後、メイ首相が、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)後のアイルランド国境問題に関するEUの修正案を拒否したとの報道のほか、EUのトゥスク大統領が英国のブレグジット計画を批判したことでポンドが下落。FTSE100種を押し上げた。

こうした中、日曜大工用品小売りで欧州2位のキングフィッシャー(KGF.L)は6.3%下落した。フランスでの業績が振るわず、上半期利益が15%減少したことが嫌気された。

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。米中の報復関税の応酬が終盤に差し掛かっているとの見方から、通商政策に左右されやすい鉱業や自動車銘柄が値を上げた。

米中が今週、互いに新たな関税措置を発表した後、両国は交渉を再開するとの期待が広がった。関税措置はともに、当初予想されていたほど厳しい内容ではなかった。

クレディ・スイスのストラジストらは顧客向けのメモで「われわれの基本シナリオに基づくと両国は向こう6-9カ月間で合意に至るだろう」と述べた。

STOXX欧州600種資源株指数.SXPPは3.13%上昇し、2カ月ぶりの大幅高となった。部門別で最も好調だった。米中貿易摩擦への不安が後退する中で、銅価格が上昇したことが買い材料となった。

貿易摩擦への懸念が高まる中で今年低迷してきた自動車・部品株指数.SXAPは1.49%上昇した。個別銘柄では自動車部品のシェーファー(SHA_p.DE)が3.0%高だった。産業部門の受注が好調だったことで通期の売り上げ見通しを維持したことが好感された。

ドイツの産業ガス、リンデ(LING.DE)は7.8%上昇した。米同業のプラクスエアPX.Nとの統合計画に進展があったことが買い材料だった。

一方、世界最大の人材派遣会社、スイスのアデコ(ADEN.S)は6.2%下落した。現時点で第3・四半期の成長鈍化が見込まれるとの見方を示したことが嫌気された。オランダの同業ランスタッド(RAND.AS)は5.1%の連れ安となった。

日曜大工用品小売りで欧州2位のキングフィッシャー(KGF.L)は6.3%安だった。上半期利益が15%減となっとことが嫌気された。

<ユーロ圏債券> ドイツ10年債利回りが一時3カ月ぶり水準の0.5%台に上昇した。新たな国債入札のほか、世界的なリスク選好の高まり、予想を上回る英消費者物価指数が背景。

ただ、イタリア国債の売りが強まり、ドイツ国債利回りの上昇を抑えた。イタリアの連立与党が、公約順守のため来年度予算で赤字を増やしてでも歳出拡大を認めるべきとの考えを示した。

ドイツは今週、24億3000万ユーロ規模の10年債入札を実施。ユーロ圏ではここ数カ月で最も大規模な入札だという。

また、英国立統計局(ONS)がこの日発表した8月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比2.7%と、7月の同2.5%から予想外に拡大し6カ月ぶり高水準となった。

ドイツ10年債利回りDE10YT=RRは一時0.502%に上昇。その後、0.49%付近に戻した。今週は約4ベーシスポイント(bp)上昇、月初からは16bp上昇している。

イタリア国債利回りは上昇。このところは大きく低下していたが、その一部を返上した。

イタリアのディマイオ副首相はこの日、トリア経済・財務相の辞任の可能性を伝えた報道を受け、トリア氏に「全幅の信頼」を置いていると語った。

アナリストによると、コンテ首相がインスタグラムへの投稿で、ベーシックインカム(最低所得保障)にこだわる姿勢を強調したことを受け、市場では終盤に下げが拡大した。連立与党は来年度予算を巡り、貧困層への最低所得保障など主要な公約の一部を盛り込もうとしている。

INGのシニア金利ストラテジスト、マーティン・ファンフリート氏は「ベーシックインカムを予算案に盛り込む方針とした首相のインスタグラム投稿に市場は反応した」と述べた。

イタリア10年債利回りIT10YT=RRは終盤に8bp上昇し、2.87%。短期債利回りは最大12bp上昇。5年債利回りIT5YT=RRは1カ月超ぶりの大幅上昇で、1.86%となった。

ドイツ10年債との利回り格差は前日終盤の227bpから234bpに拡大した。

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