August 8, 2018 / 7:33 PM / 2 months ago

欧州市場サマリー(8日)

[8日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 4営業日続伸して取引を終えた。金融株が買われたほか、ポンド安に伴い輸出銘柄が値を上げた。

アセンド・マーケッツのアナリスト、Artjom Hatsaturjants氏は「英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の混乱への不安からポンドが一段と値を下げたことが、ディフェンシブ銘柄を中心に国際的な銘柄が多いFTSE100種にとっては逆に追い風となった」と述べる。

金融部門がFTSE100種の最大の押し上げ要因となった。金融大手HSBCと銀行のバークレイズ、保険大手プルーデンシャルは1.3%から3.7%上昇した。

一方、ブックメーカー(賭け業者)のパディパワー・ベットフェアは7.1%下落し、3カ月近くぶりの安値を付けた。第2・四半期決算では利益と収益の伸びが加速したものの、追加の課税や米事業における損失を理由に通期の業績見通しを引き下げた。

<欧州株式市場> まちまちで取引を終えた。製薬銘柄の決算が嫌気され、市場心理が悪化した。世界的な貿易摩擦の高まりも、欧州株の重しとなり続けている。

ユーロSTOXX指数は8月に入ってから0.58%低下している。トランプ政権は追加で160億ドル規模の中国製品に関税をかける準備に入っている。

ピクテ・アセット・マネジメントの首席ストラジスト、ルカ・パオリーニ氏は「米国の通商政策によって経済成長が抑制される可能性があるため、欧州株には慎重だ。輸出企業が多いドイツはついては特に言えることだ」と指摘する。

決算が期待外れの内容だったデンマークの製薬会社ノボノルディスクとルンドベックは6.0%と14.3%それぞれ下落した。

<ユーロ圏債券> 終盤の取引でイタリア国債利回りが上昇に転じた。ディマイオ副首相の予算を巡る発言が伝えられたことがきっかけとなった。

ブルームバーグによると、ディマイオ副首相はイタリアが移民問題で欧州連合(EU)から譲歩を引き出した際の強硬戦術を予算を巡る交渉でも採用する用意があると発言した。

イタリア2年債の利回りは約8ベーシスポイント(bp)上昇の0.99%。10年債は3.5bp上げて2.91%となり、ドイツ10年債との利回り格差は251bpに広がった。

イタリア国債利回りはこれより先に、コンテ首相が2019年度予算案を巡る欧州委員会との交渉で国益は守るものの「馬鹿げた」要求はしないと述べたことを受け、5─7bp低下していた。

ノルデアの首席アナリスト、ヤン・フォン・ゲリッチ氏は「イタリア市場は、トリア経済・財務相とコンテ首相が穏健な姿勢を示しており、足元では一進一退」と指摘。ただ、予算に関する発言は今後もあるとみられることから、今日の発言は多少疑ってかかるべきだろうと述べた。

イタリア以外の10年債は終盤の取引でほぼ横ばい。独10年債利回りは0.40%だった。

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