March 2, 2018 / 8:47 PM / 4 months ago

欧州市場サマリー(2日)

[2日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。2016年12月以来、1年超ぶりの安値となった。貿易摩擦をめぐる懸念や、英国と欧州連合(EU)の離脱交渉の行き詰まりが不安視され、市場心理が悪化した。トランプ米大統領は1日、鉄鋼やアルミニウムの輸入制限として高関税を課す方針を示した。

鉄鋼のエブラズ(EVRE.L)は0.9%下落。米国が保護主義的な姿勢を強めていることや、アジア圏諸国との貿易摩擦の激化が不安視された。鉄鉱石事業が大きいリオ・ティント(RIO.L)とBHPビリトン(BLT.L)はともに3%を超える値下がりとなった。

英国のメイ首相はEUから離脱した後のEUとの通商関係について演説し、「離脱交渉で、悪い条件を飲み込むよりは、合意なしで離脱した方が良い」と締めた。演説後、FT100種とポンドが下落した。ポンド安は通常、ドルで収益を上げる国際的な銘柄が多いFT100種の追い風となるものの、この日は相場の押し上げ効果とならなかった。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムに高関税を課すと表明したことが世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が相場の重しとなった。STOXX欧州600種指数は2.09%低下し、2月に世界的に株価が急落した際の安値を下回った。6カ月ぶりの安値だった。

輸出銘柄が多いドイツのクセトラDAX指数.GDAXIは2.27%低下し、こちらも6カ月ぶりの安値となった。

STOXX欧州600種自動車・部品株.SXAPは2.29%低下した。素材コストの増加が懸念された欧米の自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)(FCHA.MI)が5.7%下落し、部門の重しとなった。そのほかも、BMW(BMWG.DE)とPSAグループ(PEUP.PA)、フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE)、ダイムラー(DAIGn.DE)が1.6%から2.4%下落した。ノルウェーのアルミ大手ノルスク・ハイドロ(NHY.OL)と世界最大の鉄鋼メーカー、アルセロール・ミタル(MT.AS)、ドイツの鉄鋼メーカー、ザルツギッター(SZGG.DE)は0.9%から5.2%下落した。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> ドイツ10年債利回りDE10YT=RRが5週間ぶり水準に低下した。4日にイタリア総選挙が行われるほか、ドイツの社会民主党(SPD)党員投票の結果が判明する見込みだ。世界的な貿易戦争に不安が広がり、安全資産とされる債券需要が強まった。

イタリア総選挙は、どの政党・政治勢力も単独で過半数議席を獲得できない、中ぶらりん議会(ハングパーラメント)状態に陥る可能性がある。ベルルスコーニ元首相率いる中道右派グループ連合が最大勢力に浮上し、新興政治組織「五つ星運動」は一党で最大規模となることが確実視されている。

ドイツでは、大連立合意の承認を求めるSPDの党員投票結果が判明する。メルケル首相4期目続投の可否を左右するとみられている。

ドイツ10年債利回りは一時、0.606%と1月終盤以来の低水準をつけた。終盤の取引で0.639%。先月につけた約2年ぶり高水準から20bp近く下がり、4週連続で低下する見通しだ。イタリア10年債利回りIT10YT=RRは一時3bp下がり1.983%と3週間ぶり低水準をつけた。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

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