July 4, 2018 / 6:34 PM / 13 days ago

欧州市場サマリー(4日)

[4日 ロイター] - <欧州外為市場> 経済指標を受けユーロがやや軟化した。ただ米市場が独立記念日の祝日で休場となっていることに加え、米国による対中関税措置の発動が6日に迫り警戒感が高まるなか、商いは薄かった。

人民元は一時0.9%上昇。ただ他の主要通貨はレンジ取引に終始した。市場関係者は、米中貿易戦争がどこに向かっているのか、欧州がどの程度巻き込まれるのか、より明確になるまで取引は手控えられると予想。コメルツ銀行の外為アナリスト、Thu Lan Nguyen氏は「市場では様子見姿勢がなお強く、リスク選好度は低下している」としている。

ユーロ/ドルEUR=は0.1%安の1.1647ドル。IHSマークイット発表の6月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は54.9と、5月の54.1から上昇。これを受け、欧州中央銀行(ECB)は引き締めを継続する公算が大きいとの見方が出ている。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは94.600に低下。ただ約11カ月ぶりの高水準近辺で推移している。

人民元はオフショア市場CNY=で一時1ドル=6.6140元まで上昇。その後は上げ幅をやや縮小した。人民元は前日、中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁が、中国外為市場の最近の変動は主にドル高や外部の不透明要因によるものとの認識を示すなどしたことを受け、前日の取引で反発していた。

米国では5日に連邦準備理事会(FRB)が6月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表、6日には6月の雇用統計が発表される。市場関係者はこうした予定を踏まえ、週内はレンジ内の取引が続くとの見方を示している。

メキシコペソMXN=はオーバーナイトの取引で一時2.6%上昇したが、欧州時間帯にはほぼ横ばいの水準に戻した。1日の大統領選挙で勝利した左派のアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール氏は市場の懸念の払しょくに努めており、ペソは上向いている。

<ロンドン株式市場> 小幅安。鉱業株や石油銘柄に売りが出た。一方、スーパーマーケット大手のセインズベリーは逆行高となった。

鉱業株ではリオ・ティント(RIO.L)やBHPビリトン(BLT.L)、アントファガスタ(ANTO.L)が2.3─2.7%安。米中貿易摩擦を背景とした金属価格のさえない動きが重しとなった。

石油株では、BP(BP.L)、ロイヤルダッチ・シェル(RDSa.L)がそれぞれ0.2%、0.5%安。

米国による対中関税第1弾の発動を週末6日に控え、相場は全般的に振れが大きくなっている。あるアナリストは「対中関税の発動まであと2日に迫る中、米中は引き続き敵対しており、投資家の不安を誘っている」と述べた。

こうした中、セインズベリー(SBRY.L)は約3%高。四半期の既存店売上高は0.2%増と予想外のプラスとなった。

資源大手アングロ・アメリカン(AAL.L)は2.1%高。南アフリカ事業が買収提案を受ける可能性があるとの報道が材料視された。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> ほぼ変わらずで終了。中国で米半導体大手マイクロン・テクノロジー(MU.O)が販売差し止め処分となったことを受け、半導体株への売りが膨らんだ。

また、米国による対中追加関税措置の発動が6日に迫り、警戒感が高まるなか、不安定な取引が続いた。

ハイテク株.SX8Pは1.4%安。STマイクロエレクトロニクス(STM.MI)は3%、インフィニオン(IFXGn.DE)は1.8%、シルトロニック(WAFGn.DE)はそれぞれ7%下落した。中国裁判所は特許侵害を巡り、マイクロンに対し、中国本土で26の半導体製品の販売を差し止める仮処分を下した。

BEセミコンダクター(BESI.AS)とオスラム(OSRn.DE)による業績見通し下方修正もハイテク株を巡るセンチメントを圧迫した。

ディフェンシブ銘柄は逆行高で、相場を支えた。通信株.SXKPは1.8%、公益株は0.6%それぞれ上昇した。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 長短国債利回り差が約1週間ぶりの低水準近辺。 欧州中央銀行(ECB)が再投資でより長期の債券購入を検討中と伝わり材料視された。

ECBの6月国債買い入れ額は今年最大の水準に達した。

こうした状況を背景に、2年物と10年物のドイツ国債利回り差が97ベーシスポイント(bp)と1年ぶり水準に縮小した。10年物DE10DE2=RRと30年物DE10DE30=RRの利回り差は過去1週間で10bp縮んだ。

米債券市場の動向に追随した形ともなっている。米国では2年物と10年物の国債利回り差が約10年ぶり水準に縮小した。

フランス30年債FR30YT=RR利回りが1年半ぶりの低水準付近で、イタリアでは10年物と30年物の債券利回り差IT10IT30=RRが過去1週間で18bp縮小して74bpとなった。

HSBCは、ドイツ10年債利回りの年末の予想水準を0.40%とし、従来の0.75%から引き下げた。世界経済の成長懸念やドイツの政局不安が背景。

中銀がより長期の債券購入を検討する動きに伴い、各国や企業がより長期の債券発行などがしやすくなる側面もあるとみられる。

ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州は4日、50年債の売却を計画、最新の情報では12億5000万ユーロの調達を計画している。

ベルギーのフランドル地方も20年債を発行、7億5000万ユーロを調達する見通しだ。

米国が独立記念日で総じて薄商いとなり、大半の域内債券利回りが終盤の取引で高めに推移した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

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