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欧州市場サマリー(15日)
September 15, 2017 / 6:24 PM / 3 months ago

欧州市場サマリー(15日)

[15日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対して下落した。8月の米小売売上高が予想に反して減少したことで、12月の利上げ観測が後退したことが背景。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。5月上旬以来、4カ月ぶりの安値となった。ポンド高を受けドルで収益を上げる銘柄が売られた。金融株が最も振るわなかった。

FT100種は週間ベースでも値を下げ、2週連続のマイナスとなった。

イングランド銀行(BOE、英中央銀行)で超低金利政策を強く主張してきた金融政策委員会のガーティヤン・ブリハ委員が、向こう数カ月間で利上げする必要があるかもしれないと発言したことで、ポンドはドルに対して英国の欧州連合(EU))離脱を巡る国民投票以来の高値をつけた。

ブレグジット投票後のポンド安は、ドルで収益を上げる企業にとって追い風となってきた。ドルで得た収益はポンドに換算するとかさ上げされることになるからだ。

金融株が部門別でFT100種を最も大幅に押し下げた。保険大手プルーデンシャル(PRU.L)と金融大手のロイズ・バンキング・グループ(LLOY.L)、銀行大手のバークレイズ(BARC.L)、同HSBC(HSBA.L)、金融大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)(STAN.L)は1.3%から2.1%下落した。

銅価格の下落に伴い鉱業株も値を下げた。資源大手のリオ・ティント(RIO.L)とグレンコア(GLEN.L)、BHPビリトン(BLT.L)は1.4%から2.3%下落した。

原油の値下がりによってエネルギー株も売られ、石油大手のBP(BP.L)とロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L)は0.8%と1.9%それぞれ下落した。

米クルーズ運航会社カーニバル(CCL.N)は6.2%下落し、個別銘柄で最大の落ち込みとなった。クレディスイスが投資判断を「ニュートラル」に引き下げたことが嫌気された。主要なクルーズ先であるカリブ海市場にハリケーン「イルマ」が与える打撃のほか、地中海や中国の需要がさらに減る可能性を指摘した。

一方、中型株ではパブ経営のJDウェザースプーン(JDW.L)が13.9%急騰し、過去最高値をつけた。利益が28%近く伸びたことが好感された。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。北朝鮮が再び弾道ミサイルを発射したことで銀行や鉱業などの高リスクとされる部門が軟調だった。

ただ欧州株は魅力的なバリュエーションが好感されており、STOXX欧州600種指数は週間ベースで7月以来、2カ月ぶりの大幅上昇となった。

この日は投資家らがリスク資産を売り込む中、銀行株指数.SX7Pが0.85%低下し、6営業日ぶりに反落した。一方、ディフェンシブ銘柄は買われ、電力株指数.SX6Pは0.10%上昇した。

スペインの製薬会社グリフォルス(GRLS.MC)は3.4%下落した。ケプラーのアナリストらが、利幅回復には想定よりも時間がかかるかもしれないとの見方を示したことが嫌気された。アナリストらは、同社は米市場のエクスポージャーが大きいことからドル安がリスクだと指摘した。

コンテナ海運最大手A・P・モラー・マースク(MAERSKb.CO)は3.3%下落した。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BAML)が投資判断を「アンダーパフォーム」に引き下げたことが嫌気された。

一方、オランダの郵便事業会社ポストNL(PTNL.AS)は2.1%上昇した。ゴールドマンサックスが、最近のポストNLの株安を受け投資判断を「買い」に引き上げたことが好感された。

スウェーデンのアパレル小売り大手へネス・アンド・マウリッツ(H&M)(HMb.ST)は1.7%上昇。第3・四半期(6―8月)の売上高が5%増にとどまったものの、秋の販売は順調な滑り出しを見せたと発表した。

    欧州株式市場:[.FJ]

    <ユーロ圏債券> 国債への売りから利回りが上昇。英中銀当局者のタカ派発言を受け、先進諸国が全般的に引き締めに向かっているとの見方が広がった。北朝鮮が15日朝、日本上空を通過する弾道ミサイルを再び発射したことで、当初は質への逃避買いからドイツ国債などが値上がりしていた。

    英中銀金融政策委のブリハ委員はこの日、今後数カ月以内に利上げが必要になるかもしれないとの見解を表明した。委員は7月には政策金利を過去最低水準に維持することを強く支持していたばかりで、投資家は英中銀が全体として利上げに近づいていることを示すものと受け止めた。

    ある市場関係者は「ハト派の代表格とも目されるブリハ委員までがこうした発言を口にしたことで、今後数カ月以内の引き締めは確実との見方が広がった」と指摘した。

    前日には中銀が、経済やインフレ圧力の拡大が続けば今後数カ月内に政策金利を引き上げる公算が大きいとしたほか、カーニー総裁も、自身を含め政策委員らが経済へのリスクバランスは欧州連合離脱(ブレグジット)の影響からインフレ加速にシフトしていると考えており、利上げの可能性は「確かに高まった」との認識を示した。

    英10年債利回りGB10YT=RRはこの日、10ベーシスポイント(bp)上昇し1.34%。これにつれらユーロ圏国債利回りも上昇し、ドイツ10年債利回りはDE10YT=TWEBは2.5bp上昇し0.45%と1カ月ぶり高水準をつけた。他の国債利回りも1-2bp上昇した。

    ロイターのエコノミスト調査によると、欧州中央銀行(ECB)は10月に資産買い入れプログラムの6カ月延長を発表するとの見方が優勢となっている。買い入れ規模については現在の月額600億ユーロから縮小し、400億ユーロに変更されるとの見方が多い。

    こうしたなか、米国でも年内の追加利上げ観測が高まっている。前日発表の8月米消費者物価指数(CPI)は、ガソリン価格などの値上がりに伴い、総合指数が前月比0.4%上昇と、市場予想の0.3%を上回り、7カ月ぶりの大幅な伸びとなった

    ある関係者は「市場は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を非常に注目しており、バランスシートの縮小などが焦点になる」と話した。市場が織り込む12月の利上げ確率は高まっているという。

    ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

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