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欧州市場サマリー(3日)
October 3, 2017 / 7:30 PM / 2 months ago

欧州市場サマリー(3日)

[3日 ロイター] - <為替> ドルが対ユーロで小幅安となった。ドルはこのところ値上がりしていたが、9月米雇用統計などの指標公表を週内に控え、ポジションを調整する動きがみられた。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。8週間ぶりの高値に近づいた。9月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)が低下したことや英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉を巡る先行き不透明感からポンドが3週間ぶりの安値に下落し、ドルで収益を上げる銘柄が多いFT100種を押し上げた。

英国のデービスEU離脱担当相は与党保守党の党大会で、英国は離脱交渉を進めたいとした上で、「ノー・ディール(取引なし)」の用意もできていると述べた。全てのシナリオを想定して「緊急時対応策」を練っているとした。発言を受け、英国の政治的、経済的先行き不透明感が漂った。ブルックス・マクドナルドで投資部門のディレクターを務めるエドワード・パーク氏は「ブレグジットの条件がどうなるかまだ分からない中で、ポンドは乱高下しており、結果としてFT100種も不安定だ。海外投資家がより慎重になっている」と述べた。

建材のファーガソン(FERG.L)は4.0%上昇した。通期利益が増えたほか、5億ポンドの自社株買い計画を発表したことが好感された。

スーパー大手のセインズベリー(SBRY.L)は3.3%上昇した。ベレンバーグが投資判断を開始し、「買い」と評価した。小売業界の競争が激化しコスト圧力が高まる中で、小売株の中で最も好ましい銘柄だとした。ベレンバーグのアナリストらは「セインズベリー株は同業他社と比べて15-20%割安に取引されている。既存店の売り上げのペースが加速すれば投資判断を改めるかもしれない」とした。

翌日に中間決算発表を控える同業のテスコ(TSCO.L)は1.8%上昇した。ETXキャピタルのニール・ウィルソン氏は「投資家は配当が再開されることを期待している。ただ株主に対するいかなる還元も限定的だろう」とした。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。前日に売り込まれたスペイン株の値下がりが落ち着いたほか、金融株が値上がりした。

ドイツ株式市場はこの日、統一記念日の祝日で休場だった。

スペインのIBEX指数.IBEXは横ばいだった。スペイン北東部カタルーニャ州で独立の賛否を問う住民投票が1日に実施された。スペインの中央政府は、住民投票は憲法違反で無効だとしている。州政府と中央政府は次の手段を慎重に検討しているもようだ。

前日に大幅安となったカタルーニャ州に本社を置くスペインの銀行サバデル(SABE.MC)とカイシャバンク(CABK.MC)は0.1%と1.6%持ち直した。

一方、スペインの公益企業イベルドローラ(IBE.MC)は1.3%下落した。JPモルガンが投資判断を「ニュートラル」に引き下げたことが嫌気された。カタルーニャ州における資産は非常に少ないものの、スペインの政治的先行き不透明感が逆境の一つとなるとの見方を示した。

JPモルガンのアナリスト、ハビエル・ガリド氏は「カタルーニャ州との対立はスペインの政治に先行き不透明感を与える。選挙の時期についても不透明感が出てくるため、規制面の決断やマクロ経済の見通しにも影響するだろう」とした。

スペインの送電会社レッド・エレクトリカ(REE.MC)は0.9%安。こちらもJPモルガンが投資判断を「ニュートラル」へ引き下げた。スペインの政治的リスクを判断する上でレッド・エレクトリカが公益株の指標として一番適している」とした。

欧州株式市場:[.FJ]

    <ユーロ圏債券> スペイン10年債利回りが続伸し、3カ月ぶりの高水準に迫った。スペイン北東部カタルーニャ自治州で実施された独立を巡る住民投票を受け、カタルーニャと中央政府との緊張が高まっていることが背景。

    カタルーニャでは、スペイン中央政府が住民投票を阻止するために警官隊を投入するなどの妨害があったとして、中央政府に対する大規模な抗議活動が行われている。

    スペイン10年債利回りES10YT=TWEBは5ベーシスポイント(bp)上昇し、7月10日以来の高水準となる1.74%をつけた。同利回りは前日も上昇しており、10年物の独DE10YT=TWEB・スペイン債利回り格差は126bpと、6月初旬以来の水準に拡大した。

    スペイン債の保証コストも上昇し、5カ月ぶりの高水準をつけた。

    ラボバンクのストラテジスト、リチャード・マグワイヤ氏は、カタルーニャ情勢がスペインの長期信用格付けへのリスクになるとし、現政権の余命に疑問符がつく可能性があるとの見方を示した。

    一方、ミズホのユーロ圏金利戦略主任のピーター・チャットウェル氏は、カタルーニャの問題は「スペインの問題であり、ユーロ圏全体に対する実存的リスクではない」と指摘した。

    他の大半のユーロ圏債利回りは1-2bp上昇。堅調な米指標を踏まえ、連邦準備理事会(FRB)が年内に追加利上げを実施するとの観測が強まったことが背景にある。

    ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

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