August 27, 2019 / 8:01 PM / in 3 months

欧州市場サマリー(27日)

[27日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。英野党が合意なき欧州連合(EU)離脱を阻止すると表明したことでポンドが上昇し、輸出銘柄の重しとなった。

英野党の議員らが10月末に合意なきEU離脱となることを阻止するための法案を通す意向を示したことでポンドが上昇し、国内銘柄が多い中型株で構成するFTSE250種は0.52%上昇した。

また、英国のEU離脱による経済への打撃に左右されやすいFTSE350種住宅建設株指数が1.77%上昇し、1カ月近くぶりの高値をつけた。旅行大手のTUIや英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社IAGなど旅行関連株も値上がりした。

中型株ではオフィススペースを提供するIWGが3.6%上昇し、過去最高値をつけた。米国部門を米国株式市場に30億ポンドで上場するとの週末の報道が材料視された。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。まちまちな経済指標や米利下げを巡る不透明感を嫌気した。ポンド高でロンドン株が下げた。

8月のユーロ圏の購買担当者景気指数が小幅に上昇した一方で、日本や米国の製造業指標が悪化し、世界経済の現状に疑問符がついた。ドイツの中央銀行が現時点では財政による景気刺激策は必要ないと述べたことも市場心理を暗くした。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長による23日の講演で利下げへの考え方を見極めたいとする姿勢も出た。

英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の協定案で争点になっているアイルランド国境問題を巡り、ドイツのメルケル首相が10月末の期限までに解決策が見つかるかもしれないと述べたことでポンドが上昇。輸出関連銘柄が多いロンドン市場が値下がりした。

STOXX欧州600種銀行株指数は数少ない上昇業種で、欧州中央銀行(ECB)による規制緩和策を好感した。

銀行株が多いスペインのIBEX指数も上昇。HSBCがスペインの銀行セクターに強気の姿勢を示したことで、BBVAやカイシャバンク、サバデルが2%を超えて上がった。

医療サービスのNMCヘルスは18.6%急騰し、STOXX欧州600種指数の中で最大の上昇率だった。中国の投資グループ、復星(フォースン)がNMCの40%分の株式を取得しようと競っていると伝わった。

<ユーロ圏債券> イタリア国債価格が値上がりし、利回りは3年ぶりの低水準を更新した。同国の連立協議に進展の兆しが見られたことで買いが優勢となった。

野党中道左派、民主党(PD)幹部のマルクッチ氏は、与党左派、五つ星運動との連立協議で進展があったと表明。また五つ星運動も民主党がコンテ氏の首相擁立を受け入れる意向を示したとして歓迎の意を表すとともに、協議の継続を望むと明らかにした。

イタリア10年債利回りは21ベーシスポイント(bp)低下し1.124%と3年ぶり低水準。一日の下げ幅としては7月上旬以降で最大となった。同利回りは年初時点で2.9%だった。他のイタリア国債の利回りも軒並み13―19bp低下。10年物のイタリア国債とドイツ国債の利回り格差は約181bpと1カ月ぶりの水準に縮小した。

ある市場関係者は「連立協議の継続は総選挙や政局を巡る不透明感を払拭するもので、市場は好感している」と述べた。

ドイツ10年債利回りはマイナス0.69%。今月付けた過去最低のマイナス0.73%に迫った。貿易摩擦の激化などを背景に投資家は欧州中央銀行(ECB)が追加緩和に踏み切ると予想している。

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