July 19, 2018 / 6:49 PM / 3 months ago

欧州市場サマリー(19日)

[19日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。ポンド安が追い風となった。決算も材料視された。

朝方発表された6月の小売売上高が軟調だったことでポンドが下落し、輸出銘柄を押し上げた。

決算が材料となった銘柄としては、英蘭系日用品大手ユニリーバ(ULVR.L)が3.0%上昇した。決算が好感された。ポンド安も買い材料だった。

一方、エネルギー供給で国内2位のスコティッシュ・アンド・サザン・エナジー(SSE)(SSE.L)は2.3%下落。第1・四半期に顧客が減ったことが嫌気された。

中型株では、防衛機器のバブコック・インターナショナル(BAB.L)が8.8%下落した。政府支出に遅れが出ていることを指摘し、収益見通しを引き下げたことが不安視された。

FTSE100種はこの日、値上がりしたものの、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る協議の結果が注視される中、値動きの幅は狭い。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。決算が嫌気された銘柄が相場の重しとなった。金属の値下がりに伴い資源株も売られた。

フランスの広告大手ピュブリシス(PUBP.PA)は8.8%下落した。第2・四半期の売り上げが予想外に落ち込んだことが嫌気された。米市場におけるヘルスケアコミュニケーション事業が振るわなかったという。ピュブリシスの決算を受け、英国の競合WPP(WPP.L)は2.9%の連れ安となった。STOXXヨーロッパ600種メディア株指数.SXMPは1.38%低下した。

セキュリティ製品メーカーのドルマカバ(DOKA.S)は17.3%急落した。軟調な利益見通しを示したほか、中期の業績目標の達成時期を2年間先送りしたことが嫌気された。

一方、好決算を発表したスイスの重電大手ABB(ABBN.S)とスウェーデンの総合機械メーカーSKF(SKFb.ST)は2.8%と1.3%それぞれ上昇した。

金属の値下がりに伴い資源株指数.SXPPは1.59%低下した。

<ユーロ圏債券> イタリアのコンテ首相がユーロ圏にとどまる意向を示したことを受け、同国の国債利回りが約7週間ぶりの水準に低下した。

コンテ首相は国内紙のインタビューに対し、イタリアのユーロ加盟は後戻りできないと発言。これを受け、特にイタリア2年債利回りが大きく低下した。

ナティクシスのストラテジスト、キリル・レグナト氏は「コンテ首相の発言はトリア経済・財務相とサボナ欧州問題担当相の過去数日間の発言を踏襲するものだった」「これらの発言はイタリアはユーロ圏にとどまるとの1つの方向を指している」と述べた。

イタリア2年債IT2YT=RR利回りは約10ベーシスポイント(bp)低下の0.523%と、約7週間ぶりの低水準をつけた。

10年債IT10YT=RR利回りは7週間ぶり低水準である2.467%に迫ったが、その後はやや戻している。

パインブリッジ・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、ロベルト・コロナド氏は「5月にはイタリアがユーロ圏を離脱するのではないかとの懸念が出ていた。今は、政府が示す見解を信じれば、ユーロ離脱が問題になっているのではなくいくつかの変更を行うことが問題になっているとの認識が広がっている」と指摘。ただ市場の懸念はイタリアのユーロ離脱から同国の債務水準の高さにシフトしたとし、「より制御されたものではあるものの、イタリアを巡るリスクはなお存在している」と述べた。

市場関係者は、コンテ首相の発言で独連邦債などよりも利回りが高いイタリア国債の買いが触発されたとも指摘。いわゆるキャリートレードでスペインなども恩恵を受けている。

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