January 13, 2020 / 10:34 PM / 6 months ago

欧州市場サマリー(13日)

[13日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。米中による第1段階の合意文書の署名を控え、買い意欲が強まった。英中銀イングランド銀行(BOE)が利下げするとの期待から、国内銘柄が多い中型株で構成するFTSE250種指数.FTMCはFTSE100種を超える値上がりとなった。

通商政策を巡る明るい見方のほか、中東情勢の緊張緩和も市場心理を支えた。

FTSE350種住宅建設株指数.FTNMX3720は1.12%上昇した。住宅建設のテイラー・ウィンペイ(TW.L)は2.2%高だった。総合不動産サービス会社サヴィルズ(SVS.L)が前向きな業績見通しを示し強気なコメントをしたことが材料視された。サヴィルズは7.2%上昇し、過去最高値を付けた。

投資家の注目は15日にワシントンで行われる第1段階の合意文書の署名だ。今週は決算発表も始まる。マーケッツ・ドットコムのアナリスト、ニール・ウィルソン氏は「通商合意が焦点だ。第1段階はすでに織り込み済みであるため、市場は第2段階に移れるか、どのくらい早く移れるのかを知りたがっている」と述べた。

防衛大手BAEシステムズ(BAES.L)は3.6%上昇。通商政策見通しが改善したことと、バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチが投資判断を引き上げたことが好感された。

BOE金融政策委員会のブリハ委員は12日、経済指標が著しく改善しなければ今月の政策会合で利下げに票を投じるとの考えを示した。[nL4N29I0L0]

英国の11月の前年比国内総生産(GDP)が約7年ぶりの鈍い伸びになったことも利下げ観測が高まる材料となった。

中型株で構成するFTSE250種指数.FTMCは0.70%上昇。利下げ期待のほか、7.1%高となった上下水道・廃棄物処理のぺノン・グループ(PNN.L)も押し上げ要因だった。プライベートエクイティ(PE)企業KKR(KKR.N)による廃棄物処理事業の買収提案を拒否したとする報道が材料視された。ぺノンは過去最高値に上昇。FTSE100では同業のユナイテッド・ユーティリティーズ(UU.L)とセバーン・トレント(SVT.L)、セントリカ(CNA.L)が2%を超える連れ高となった。

通信ネットワークテストを手掛けるスパイレントコミュニケーションズ(SPT.L)も14.2%上昇し、中型株を押し上げた。通期の利益見通しが市場予想を上回ったことが好感された。

<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。中国が軟調な自動車の売り上げ見通しを示したことで自動車銘柄が売られた。

中国汽車工業協会(CAAM)は2020年の販売台数が3年連続でマイナスになるとの見通しを示した。欧州の自動車メーカーにとって中国は主要市場。STOXX欧州600種自動車・部品株指数.SXAPは0.93%下落し、5営業日ぶりに反落した。

フランスの自動車メーカー、ルノー(RENA.PA)は2.8%安だった。日産自動車(7201.T)前会長のカルロス・ゴーン被告が不在の中、日産との20年来にわたる企業連合が解消されるとの懸念から売り込まれた。

自動車銘柄が多いドイツのクセトラDAX指数.GDAXIは0.24%下落した。 銀行株指数.SX7Pは0.65%下落。銀行銘柄が多いイタリアの主要株価FTSE・MIB指数.FTMIBとスペインのIBEX指数.IBEXの値下がりが目立った。 CMCマーケッツの市場アナリスト、デービッド・マデン氏は「通商政策の展開で株式相場はここ数カ月で大幅に上昇した。ここにきてトレーダーは、米中が正式に合意するまで動かないようだ」と述べる。米中は今週、ワシントンで第1段階の合意文書を署名する。 英国の11月の国内総生産(GDP)が7年超ぶりの鈍い伸びになり、英中銀イングランド銀行(BOE)が今月利下げするとの期待が高まったことから、ロンドン株式相場は上昇した。

<ユーロ圏債券> 「第1段階」の米中通商合意への署名を控える中で、独2年債利回りが9カ月ぶりの高水準を付けた。

中東情勢を巡る緊張が一服する中、市場関係者は米中通商合意の行方に再び注目している。

全米商工会議所のマイロン・ブリリアント上級副会頭はこの日、今週15日に予定される米中の「第1段階」通商合意の署名について、「止血」にはなるものの、貿易戦争の終結にはならないという考えを示した。[nL4N29I2Z6]

米中はまた、両国の経済問題について協議する「米中包括経済対話」の再開で合意した。[nL4N29I0FZ]

INGのシニア金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は、第1段階の米中通商合意署名を巡り政治的な後押しがあるとし、「イラン情勢は依然不安定であり、米国は通商面で中国と進展した後、他国に照準を合わせる可能性もある」と述べた。

独2年債利回りDE2YT=RRは一時9カ月ぶりの高水準であるマイナス0.568%を付けた。独10年債利回りDE10YT=RRはマイナス0.19%、仏10年債利回りFR10YT=RRは0.079%とともに11営業日ぶりの高水準となった。終盤は約4ベーシスポイント(bp)上昇で推移した。

フランスのフィリップ首相が数週間にわたるストライキを招いた年金制度改革案を巡り、週末に労組側に譲歩を示したことも仏国債利回りの上昇につながった。

また、今週はオランダやイタリア、ドイツで国債入札が予定されていることも域内国債価格の重しになっているという。

イタリア10年債利回りIT10YT=RRは前週末に急低下した反動もあり、1.39%に6bp上昇した。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1135 1.1121 EUR=

ドル/円 109.92 109.62 JPY=

ユーロ/円 122.43 121.93 EURJPY=

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 418.39 -0.75 -0.18 419.14

FTSEユーロファースト300種 1635.65 -2.92 -0.18 1638.57 .FTEU3

ユーロSTOXX50種 3779.68 -9.84 -0.26 3789.52 .STOXX50E

FTSE100種 7617.60 +29.75 +0.39 7587.85 .FTSE

クセトラDAX 13451.52 -31.79 -0.24 13483.31 .GDAXI

CAC40種 6036.14 -0.97 -0.02 6037.11 .FCHI

<金現物> 午後 コード

値決め 1549.9 <GOLD/EU1

>

<金利・債券>

米東部時間13時59分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.39 0.00 100.39 FEIc1

独連邦債2年物 111.90 -0.02 111.92 FGBSc1

独連邦債5年物 133.72 -0.15 133.87 FGBMc1

独連邦債10年物 170.76 -0.59 171.35 FGBLc1

独連邦債30年物 198.24 -1.94 200.18 FGBXc1

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.582 +0.013 -0.597 DE2YT=RR

独連邦債5年物 -0.482 +0.023 -0.504 DE5YT=RR

独連邦債10年物 -0.199 +0.038 -0.233 DE10YT=RR

独連邦債30年物 0.366 +0.052 0.317 DE30YT=RR

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