March 27, 2018 / 7:00 PM / a month ago

欧州市場サマリー(27日)

[27日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 5営業日ぶりに反発して取引を終えた。米中両政府が貿易紛争を避けるために動き出している兆しを受け、買い安心感が広がった。

前週は、米国が最大600億ドルの中国製品に関税をかけると発表したことで貿易紛争をめぐる懸念が高まった。資源株など中国へのエクスポージャーが高い部門を中心に株価が低迷していた。ただここにきて、米中両国が貿易紛争を避けるために協議を進めているとの報道を受け、両国間の緊張が緩和するとの期待が高まり、株価が持ち直した。

ドルが上昇したこともFT100種の押し上げ要因となった。FT100種はドルで収益を上げる国際的な銘柄が多いため、ドル高ポンド安が追い風となる。

建築素材のファーガソンは6.7%上昇した。上半期利益が増加したほか、約10億ドル規模の特別配当と株式合併を提案したことが好感された。

製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は4.9%上昇した。スイスのノバルティスと設立したコンシューマーヘルスケア(一般用医薬品)の合弁事業について、130億ドルでノバルティスの持ち分を取得すると発表した。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。通商関係をめぐる米中間の緊張が緩和している兆しを受け、買い安心感が広がった。米アマゾン・ドット・コムとの提携を決めたフランスのスーパー大手モノプリの親会社カジノも買われた。

貿易紛争を避けるために米中両国が通商関係の協議を進めているとの報道を受け、米国株式相場は続伸して始まり、欧州株式相場も連れ高となった。STOXX欧州600種指数は6週間ぶりの大幅高となった。

これまで米国が保護主義的な姿勢を強める中で大きく売られてきた自動車・部品株や化学株、ハイテク株、資源株の値上がりが目立った。

カジノは3.8%上昇した。モノプリはパリの顧客を対象に、アマゾンのプライムナウのサービスでモノプリ商品の販売を年内に開始すると発表した。

一方、スウェーデンのアパレル小売り大手へネス・アンド・マウリッツ(H&M)は5.0%下落し、13年ぶりの安値に落ち込んだ。時価総額は、過去最大に達した2015年3月と比べ3分の1程度に縮小した。第1・四半期利益が減少したほか、第2・四半期は業績がさらに悪化するとの見通しを示したことが嫌気された。

<ユーロ圏債券> 国債利回りが低下。予想を下回るスペインの物価統計や欧州中央銀行(ECB)当局者の発言が材料となった。

ECB理事会メンバーのリーカネン・フィンランド中銀総裁は、ユーロ圏の基調インフレは経済が堅調だとしても引き続き予想を下回る可能性があり、ECBは景気刺激策を解除する上で忍耐が依然必要と指摘。また、同メンバーのマクチ・スロバキア中銀総裁も、ユーロ圏の基調インフレはまだ説得力のある上昇軌道にないとし、ECBは慎重に意思伝達を行う必要があるとの見解を示した。

こうしたなか、スペインの3月欧州連合(EU)基準消費者物価指数(HICP)の伸びは1.3%と、予想の1.5%に届かなかった。

域内の国債利回りは当初やや上昇していたが、その後は概ね低下。ドイツ10年債利回りは0.504%と約2カ月ぶりの水準に低下。南欧債利回りも軒並み2-5ベーシスポイント(bp)低下した。

10年物のイタリアとスペインの国債利回り格差は67bpに拡大。昨年8月23日以来の高水準となった。イタリアの政治を巡る動きや世界的な通商問題への見通しが背景。

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