April 9, 2018 / 7:48 PM / 3 months ago

欧州市場サマリー(9日)

[9日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反発。米中貿易摩擦をめぐる懸念が後退した。ただ米国がロシアに追加制裁を課したことでロシアとの取引がある銘柄は値を下げた。

前週は、米国と中国が何百億ドルもの関税をお互いに課すと主張し合い貿易戦争への懸念が高まった。トランプ米大統領が8日に、中国が譲歩するだろうとの見通しを示したことでこうした懸念が後退した。9日は金融や工業株が買われた。

ロシアの鉄鋼メーカー、エブラズ(EVRE.L)は9日、14.5%急落。そのほか、ロシアとの取引がある鉱業大手のグレンコア(GLEN.L)は3.4%、金属大手ポリメタル(POLYP.L)は18.4%それぞれ値を下げた。ロシアの富豪オレグ・デリパスカ氏の資産を運用する投資会社「En+」グループ(ENPLq.L)は42.0%急落。デリパスカ氏が株式を保有する鉱業大手ノリリスク・ニッケル(GMKN.MM)は18.7%急落した。

<欧州株式市場> 小幅反発。金融株が相場を下支えしたものの、米国がロシアへ追加制裁を課したことでロシア関連株が売られ、上昇幅は限定的だった。

STOXX欧州600種資源株指数.SXPPは0.91%低下した。同指数は米中の貿易摩擦をめぐる懸念から既に低迷していたが、この日は一段安となった。

制裁一覧に載った人物や企業に関連した銘柄が急落した。米国の制裁一覧に載ったロシアの大富豪オレグ・デリパスカ氏の資産を運用する投資会社「En+」グループ(ENPLq.L)は42.0%急落。スイスのポンプメーカー、スルザー(SUN.S)は16.0%、繊維製品や薄膜コーティングを手がけるスイスのエリコン(OERL.S)は8.4%下落した。両社の株式の過半数を保有するロシアの大富豪ヴィクトル・ヴェクセリベルク氏が制裁一覧に載ったことが売り材料だった。デンマークのビール大手カールスバーグ(CARLb.CO)は1.1%下落。多くのビールをロシアで販売しているほか、ロシアの通貨ルーブルの値動きに左右されやすいことが材料視された。この日ルーブルは、3年ぶりの大幅安となった。

<ユーロ圏債券> 国債利回りが最近つけた低水準近辺。さえない指標や今週予定される多額の国債償還が相場の支えとなった。米中の通商問題を巡る不透明感からドイツ国債などに資金が集まる流れが続いている。

ドイツ10年債利回りDE10YT=TWEBは0.5%近辺と、今年つけた0.81%を下回って推移している。

市場調査グループのセンティックスが発表した4月のユーロ圏投資家センチメント指数は19.6と、3月の24.0から低下。またドイツの2月の輸出は季節調整済みで前月比3.2%減少し、2015年8月以来2年半ぶりの大幅な落ち込みを記録した。

コメルツ銀の試算によると、今週償還を迎える欧州国債の規模は約600億ユーロ。これに対し供給額は130億ユーロ程度にとどまるとみられることから、国債利回りの大幅な上昇は考えにくいという。

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