June 28, 2018 / 6:37 PM / 5 months ago

欧州市場サマリー(28日)

[28日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反落。前日まで2日続伸していたものの、貿易摩擦懸念が再燃した。ただディフェンシブ銘柄の値上がりとポンド安を受け、下げ幅は限定的だった。

原料や金融銘柄など、景気動向に左右されやすい部門が売られた。

一方、生活必需品や医療部門などディフェンシブ銘柄が値を上げた。

ポンド安も、国際的に事業を展開しドルで収益を得る大手銘柄の追い風となった。酒造大手のディアジオとたばこのインペリアル・ブランズは0.9%と2.8%それぞれ値を上げた。

アイルランドの製薬会社シャイアーは3.1%上昇し、約1カ月ぶりの高値を付けた。武田薬品工業がシャイアーを買収することに反対している「武田薬品の将来を考える会」の提案が武田の株主総会で否決されたことが材料視された。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。米国との貿易摩擦で中国経済の先行きが懸念される中、人民元が下落し、貿易摩擦が一段と意識された。

輸出銘柄が多く通商政策に左右されやすいドイツのクセトラDAX指数は1.39%低下した。

CMCマーケッツのアナリスト、デービッド・マッデン氏は「貿易摩擦が依然顕著な中、投資家は前日の値上がりを受け、利益を確定している」と指摘。通商交渉で明確な進歩がない限り株価が安定的に回復することはないだろうと付け加えた。

STOXX欧州600種テクノロジー株指数は2.53%低下。ハイテク部門は貿易摩擦の影響を受けにくいとされていたものの、今は輸入関税を巡る懸念が広範な分野に広がっている。半導体製造装置大手のASMLとインフィニオン、STマイクロエレクトロニクスは2.9%から5.1%下落した。

自動車・部品株指数は2.20%低下。ドイツの照明大手オスラムが、通商制裁措置によって自動車メーカーが「著しい先行き不透明感」に直面しているとし、利益見通しを引き下げたことが材料視された。

一方、スイス食品大手ネスレや日用品大手のユニリーバなどの消費財大手は値を上げた。高配当である同部門はこうした状況下で比較的安全とみなされている。

<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが低下。この日行われた国債入札は発行額が65億ユーロと目標の上限に達するなど、全般的に前向きな結果となり、債券市場での資金調達を巡る懸念が和らいだ。

ウニクレディトのストラテジストは「応札倍率が平均をやや下回る一方、入札規模は目標の上限を達成し、非常に心強い内容だった」とした上で、政治動向なども相場の下支えにつながったと述べた。

流通市場で、イタリア10年債利回りは3ベーシスポイント(bp)低下し2.80%。

ドイツ銀系の資産運用会社DWSの幹部はこの日、イタリアについて、現時点でイタリアの欧州連合(EU)離脱はないと確信しており、スプレッド拡大でも引き続き同国債をロング(買い持ち)とする機会を狙っているとの考えを示した。

他のユーロ圏国債利回りは1─4bp低下。株安に伴い質への逃避買いが入った。ドイツ10年債利回りは小幅低下の0.31%。

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