August 10, 2018 / 7:17 PM / 11 days ago

欧州市場サマリー(10日)

[10日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。ロシアとトルコの通貨が大幅安となる中、新興国市場の資産が不安視され、新興国で事業を展開する銘柄の重しとなった。

ロシアに対する新たな経済制裁が不安視され、ロシアの通貨ルーブルは2016年7月以来の安値を付けた。ロシアの鉄鋼大手、エブラズ(EVRE.L)は9.0%安となった。VTBキャピタルが投資判断を引き下げたことも嫌気された。

ロシアで事業展開する鉱工業のポリメタル(POLYP.L)とKazミネラルズ(KAZ.L)は2.3%と1.4%それぞれ下落した。

トルコや近隣の新興国で事業展開する銘柄も売られた。ドミノ・ピザ・グループ(DOM.L)のフランチャイズ加盟店で、売上げの68%をトルコであげるDPユーラシア(DPEU.L)は14.4%急落した。小型株指数.FTSCで最も軟調だった。

同じくトルコで事業を展開する旅行代理店のオン・ザ・ビーチ(OTB.L)とトーマス・クック(TCG.L)は4.1%と2.1%それぞれ下落した。

トルコの通貨リラが過去最安値へ下落したことで、その他の新興国市場も不安視され、南アフリカランドは6週間ぶりの安値を付けた。アフリカ各地で事業展開する運用会社、インベステック(INVP.L)は2.9%安となった。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。トルコリラの急落を受け、同国へのエクスポージャーが懸念されたユーロ圏の銀行株が売られた。

トルコでの危機の波及が不安視される中、STOXX欧州600種指数は週間ベースで0.85%低下した。

リラ急落を背景に、欧州中央銀行(ECB)がトルコでの事業が大きい域内銀行への懸念を高めていると英フィナンシャルタイムズ(FT)が報道したことで、銀行株が売り込まれた。フランスのBNPパリバ(BNPP.PA)とイタリアのウニクレディト(CRDI.MI)、スペインのBBVA(BBVA.MC)は3.0%と4.7%、5.2%それぞれ下落した。

ドイツの肥料会社K+S(SDFGn.DE)は7.2%安だった。軟調な利益見通しが嫌気された。

<ユーロ圏債券> 大半の債券利回りが低下。トルコとロシアの主要新興国市場急落を受けて安全資産とされる国債への需要が高まり、ドイツ国債利回りは3週間ぶりの低水準となった。

トルコリラTRYTOM=D3はこの日、最安値を再び更新。対米関係の悪化のほか、トルコ経済への懸念などが背景。

また、市場では欧州中央銀行(ECB)が域内銀行のトルコへのエクスポージャーを懸念しているとする英紙フィナンシャルタイムズの報道も懸念された。ECBはこの報道についてコメントを控えている。

ユーロ圏の10年債利回りはおおむね3─5ベーシスポイント(bp)低下。フランスとオランダの10年債利回りFR10YT=FFNL10YT=RRは約3週間ぶりの水準に下げた。

ドイツの債券利回りも10年債DE10YT=RRが3週間ぶり水準の0.328%に低下。週間ベースの下げは7週間ぶりの大きさとなる見込み。5年債は4bp、30年債は5bpそれぞれ低下した。

米英でも10年債利回りUS10YT=RRGB10YT=RRが約3週間ぶりの水準に低下した。

一方、国内政治への懸念が続くイタリアの国債は売られ、終盤の取引では利回りが6─13bp上昇。10年債利回りIT10YT=RRは6bp上昇の2.96%。独10年債との利回り格差は前日から10bp拡大して263bpとなった。また、イタリア国債の保証コストは2カ月ぶりの高水準となった。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below