March 8, 2019 / 9:27 PM / 18 days ago

欧州市場サマリー(8日)

[8日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。ブックメーカー(賭け業者)のGVCホールディングスや石油株が売られ、全体水準を押し下げた。

GVCホールディングス(GVC.L)は14.0%急落し、2016年7月以来の安値を付けた。会長と最高経営責任者(CEO)がそれぞれ、割安価格で一部保有株を売却したことが嫌気された。

石油大手のロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L)とBP(BP.L)はFTSE100種の最大の押し下げ要因となった。世界最大の政府系ファンド(SWF)であるノルウェー政府年金基金が、石油・ガス関連株の一部を投資先から外すと発表したことが売り材料だった。

一方、日用品大手のユニリーバ(ULVR.L)や携帯通信大手ボーダフォン(VOD.L)、送電のナショナル・グリッド(NG.L)など、先行き不透明感が漂っている際に買われる傾向のあるディフェンシブ銘柄は値を上げた。

小型株では百貨店チェーン、ディベンハムズ(DEB.L)が15.6%急騰。スポーツ用品小売り大手のスポーツ・ダイレクトのオーナーで富豪のマイク・アシュリー氏が業績難に陥っているディベンハムズの事業再編に動いたことが好感された。

中型株では建材のSIG(SHI.L)は8.4%高。コスト削減が奏功し18年の利益が大幅に増えた。

熱処理加工会社ボディコート(BOY.L)は6.7%値を上げた。通期利益が予想を上回った。

<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。中国とドイツ、米国の軟調な経済指標を受けて市場心理が悪化した。

STOXX欧州600種指数は週間ベースで0.98%低下し、世界的に売り物が集中した昨年12月下旬以来の大幅な落ち込みとなった。

中国の2月の輸出は3年ぶりの大幅な落ち込みとなった。ドイツの1月の鉱工業受注指数は予想に反して低下した。統計を受け資源株指数.SXPPは1.83%、自動車・部品株指数.SXAPは1.32%それぞれ低下した。ドイツのクセトラDAX指数.GDAXIは0.52%のマイナスだった。

米国の2月の雇用者数が前月比2万人増と、ほとんど増えず、17年9月以来の弱い伸びにとどまったことで、欧州株式相場は終盤にかけてさらに低迷した。

フランスのめがねメーカー、エシロールルックスオティカ(ESLX.PA)は6.3%下落した。合併後初めての決算が期待外れの内容だったほか、待ち望まれていた投資家説明会を先送りしたことが嫌気された。

フランスの通信会社イリアド(ILD.PA)は5.3%下落した。Exane/BNPパリバが投資判断を「アンダーパフォーム」に引き下げたことが嫌気された。

<ユーロ圏債券> ドイツ10年債利回りが低下し、ゼロ%に近づいた。独鉱工業受注が軟調だったことに加え、中国のドル建て輸出が減少したことなどで、欧州中央銀行(ECB)が前日の理事会で示したハト派的なスタンスが裏付けられたことが背景。

ECBは前日の理事会で、政策金利に関するフォワードガイダンスを修正し年内の利上げを断念したほか、銀行向け超長期低利融資を再び実施することを決定。これを受け、前日はユーロ圏の国債が買われ、利回りは少なくとも2016年以来の水準に低下した。

この日はドイツ、中国、米国で相次いで軟調な経済指標が発表された。ドイツの1月の鉱工業受注指数は前月比2.6%低下し、予想の0.5%上昇に反してマイナスになったことに加え、18年6月以来7カ月ぶりの大幅な低下となった。また、中国の2月の貿易統計では、ドル建て輸出は前年同月比20.7%減となり、減少率は2016年2月以来の大きさとなった。

さらに米国の2月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が2万人増と、17年9月以来の小幅な伸びにとどまった。市場予想は18万人増だった。

こうした中、独10年債DE10YT=RR利回りは一時0.048%まで低下し、16年以来の低水準を付けた。その後はやや上向き、0.07%で取引を終えた。

仏10年債FR10YT=RR利回りも0.40%近辺と、16年以来の低水準を記録。その後は下げ幅をやや縮小し0.41%で取引を終えた。週間では16ベーシスポイント(bp)低下。週間の低下幅としては、英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まった翌月の16年7月以来の大きさとなる。

ソシエテ・ジェネラル(パリ)の金利ストラテジスト、キアラン・オヘイガン氏は「前日のECBの決定は債券価格の押し上げに大きな影響を及ぼした。こうした影響は当面は続くと予想される」としている。

ただ、前日に大きく低下した南欧諸国の国債利回りはこの日はやや上昇。イタリア10年債IT10YT=RR利回りは2.51%と 2bp上昇した。ただ週間では23bp低下と、昨年9月以来の大幅な低下となる見通し。スペイン10年債ES10YT=RR利回りとポルトガル10年債PT10YT=RR利回りも週間で15bp程度低下している。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1242 1.1210 EUR=

ドル/円 111.10 110.97 JPY=

ユーロ/円 124.92 124.39 EURJPY=

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 370.57 -3.31 -0.89 373.88

FTSEユーロファースト300種 1457.70 -12.48 -0.85 1470.18 .FTEU3

DJユーロSTOXX50種 3283.60 -25.25 -0.76 3308.85 .STOXX50E

FTSE100種 7104.31 -53.24 -0.74 7157.55 .FTSE

クセトラDAX 11457.8 -59.96 -0.52 11517.80 .GDAXI

4

CAC40種 5231.22 -36.70 -0.70 5267.92 .FCHI

<金現物> 午後 コード

値決め 1285.3 <GOLD/EU1

>

<金利・債券>

米東部時間13時33分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.31 0.00 100.31 FEIc1 <0#FEI:>

独連邦債2年物 111.83 -0.03 111.86 FGBSc1 <0#FGBS:>

独連邦債5年物 132.44 -0.18 132.62 FGBMc1 <0#FGBM:>

独連邦債10年物 164.39 -0.15 164.54 FGBLc1 <0#FGBL:>

独連邦債30年物 186.06 +0.46 185.60 FGBXc1 <0#FGBX:>

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.540 +0.024 -0.564 DE2YT=TWEB <0#DE2YT=TWEB

>

独連邦債5年物 -0.377 +0.025 -0.402 DE5YT=TWEB <0#DE5YT=TWEB

>

独連邦債10年物 0.071 +0.007 0.064 <DE10YT=TWEB <0#DE10YT=TWE

> B>

独連邦債30年物 0.716 -0.012 0.728 <DE30YT=TWEB <0#DE30YT=TWE

> B>

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below