January 15, 2020 / 10:53 PM / 6 days ago

欧州市場サマリー(15日)

[15日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。米中の「第1段階」通商合意文書の署名がこの日行われることから株式が買われた。ただ、米国が中国製品への関税を直ちには撤廃しないとしたことから上昇幅は限定的だった。

マクロ経済の先行き不透明がある際に買われる傾向のあるディフェンシブ銘柄が買われた。製薬のアストラゼネカ(AZN.L)とグラクソ・スミスクライン(GSK)(GSK.L)はともに2%近く上昇。消費関連銘柄も値を上げた。

ムニューシン米財務長官は中国との貿易協議の「第2段階」で合意するまで対中制裁関税を維持する意向を表明した。米中間の緊張がすぐに和らぐことを見込んでいた投資家は肩透かしを食らった。[nL4N29K086]

2019年12月の英消費者物価指数(CPI) が軟調だったことから、英中銀イングランド銀行(BOE)が1月の会合で利下げするとの観測が高まり、銀行株が売られた。低金利は銀行の利幅を圧迫する。[nL4N29K2EO]

中型株で構成するFTSE250種指数.FTMCは0.20%下落した。15.7%安となった石油開発大手タロー・オイル(TLW.L)が重しだった。原油価格の長期見通しを引き下げ、15億ドルの評価損を計上すると述べたことが嫌気された。

<欧州株式市場> まちまちで取引を終えた。米中の第1段階における合意文書の署名を控え、投資家が様子見姿勢を保つ中で株価は小動きで推移した。

ディフェンシブ銘柄が買われる中、STOXX欧州600種公益事業株指数.SX6Pとヘルスケア株指数.SXDP、食品・飲料株指数.SX3Pが上昇した。

ラボバンクの上級市場エコノミスト、ティーウィー・メビッセン氏は「市場は明らかに第1段階の詳細を待っている」と述べた。「市場は今、様子見姿勢を取っている。今後の注目は徐々に、米EUの通商関係に移るだろう」と付け加えた。欧州連合(EU)と米国は今週、ワシントンで通商協議を行う。米国の対EU関税や航空機の補助金を巡る対立で関係は緊迫しており、今週の協議は市場の注目点となる。

自動車・部品株指数.SXAPは1.66%下落した。個別銘柄ではドイツの自動車部品メーカー、ヘラー(HLE.DE)が1.7%安。前日発表した上半期利益が減少したほか、市況が著しく改善する可能性は低いと警告したことが売り材料となっている。

ドイツの2019年の国内総生産(GDP)が0.6%増と、13年以来の低成長にとどまったことからドイツのクセトラDAX指数.GDAXIは0.18%下落した。[nL4N29K2BQ]

<ユーロ圏債券> 域内国債利回りが低下した。ムニューシン米財務長官が「第1段階」の米中通商合意署名後も関税は維持されると発言したことが市場の懸念につながった。

アナリストによると、米中関係を巡る懸念などに加え、直近の利回り上昇を受けポジション調整が見られたという。

独10年債利回りは3ベーシスポイント(bp)低下のマイナス0.201%。月初には半年超ぶりの高水準であるマイナス0.157%を付けていた。

フランスやベルギー、オランダなど他の国債利回りも同程度低下した。FR10YT=RR BR10YT=RR NL10YT=RR

イタリアでは10年債利回りIT10YT=RRが1.1bp低下の1.381%、30年債利回りIT30YT=RRは2.1bp低下の2.442%だった。

コメルツバンクの金利・クレジット調査部門責任者、クリストフ・リーガー氏は米中通商合意の署名前に債券利回りが上昇していたことを考慮すると、「噂で買って事実で売れ」の格言通りの動きになるかもしれないが、リスク選好が続くことにより、今後数週間で独国債利回りはマイナス0.2%を超え、一段と上昇するとの見方を示した。

ドイツでこの日発表された2019年の国内総生産(GDP)は0.6%増と13年以来6年半ぶりの低水準にとどまった。[nL4N29K2BQ]

ブルックス・マクドナルドのアセットマネジャーは顧客向けノートで、独GDPについて「ユーロ圏の成長に対する懸念が緩和するほど強くはないが、独政府の財政政策につながるほど弱くもない」と指摘した。

ユーロ圏では今月、国債入札が相次ぐが、投資家の需要が鈍化する兆しは現時点でみられていない。

関係者によると、イタリアの新発30年債入札に対する応募額は約440億ユーロ(490億ドル)とシンジケート団を通じて発行する入札では過去最高を記録。ベルギーのシンジケート団を通じた10年債入札でも応募額が270億ユーロ超となり、入札予定額(60億ユーロ)の5倍近くに達しているという。

みずほのアナリスト、ピーター・チャットウェル氏は、中銀が世界の金融システムに潤沢な流動性を提供しているほか、投資家はユーロ圏の金利がすぐには上昇しないと想定しているため、入札に対する堅調な需要につながっていると指摘。「域内各国の30年債の利回りがプラスなら、できる限り取得することを投資家は望んでいる」と語った。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1159 1.1126 EUR=

ドル/円 109.92 109.90 JPY=

ユーロ/円 122.69 122.29 EURJPY=

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 419.63 +0.04 +0.01 419.59

FTSEユーロファースト300種 1640.91 +1.40 +0.09 1639.51 .FTEU3

ユーロSTOXX50種 3768.96 -5.92 -0.16 3774.88 .STOXX50E

FTSE100種 7642.80 +20.45 +0.27 7622.35 .FTSE

クセトラDAX 13432.30 -24.19 -0.18 13456.49 .GDAXI

CAC40種 6032.61 -8.28 -0.14 6040.89 .FCHI

<金現物> 午後 コード

値決め 1549 <GOLD/EU1

>

<金利・債券>

米東部時間13時48分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.39 0.00 100.39 FEIc1

独連邦債2年物 111.91 +0.01 111.90 FGBSc1

独連邦債5年物 133.90 +0.13 133.77 FGBMc1

独連邦債10年物 171.46 +0.45 171.01 FGBLc1

独連邦債30年物 200.54 +1.28 199.26 FGBXc1

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.591 -0.006 -0.584 DE2YT=RR

独連邦債5年物 -0.507 -0.019 -0.488 DE5YT=RR

独連邦債10年物 -0.204 -0.030 -0.212 DE10YT=RR

独連邦債30年物 0.308 -0.034 0.341 DE30YT=RR

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