April 5, 2018 / 6:51 PM / 3 months ago

欧州市場サマリー(5日)

[5日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。米国と中国の貿易摩擦激化をめぐる不安が後退し、買い安心感が広がった。

また多くのアナリストらは、英国株の現在のバリュエーションを踏まえると買いの好機だという。シティグループ証券は英国株の「最近の株価低迷と安いバリュエーション」に言及し、投資判断を「オーバーウェート」に引き上げた。

FT100種は2016年6月以来の大幅高となった。

ウイルス対策ソフトのソフォスは15.5%上昇した。売り上げの伸びが市場予想の上限に迫るとの見通しを示したことが好感された。

工業用部品を販売するエレクトロコンポーネンツは3.4%上昇した。利幅が市場予想を上回ったことが好感された。

不動産投資信託(REIT)のハマーソンは1.6%高だった。ショッピングセンターの開発・管理を行うイントゥ・プロパティーズを買収する計画について、株主向けの書類を完成させる意向がないとしたことが買い材料だった。小売事業の不動産開発を手がけるフランスの会社クレピエールからの買収提案の詳細を待つとした。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。貿易摩擦をめぐる懸念が後退し、世界的に株価が上がった。

STOXX欧州600種指数は2016年6月以来の大幅高となった。

中国が米国からの輸入品に報復関税を課す計画を発表した後、トランプ政権は中国と交渉する意欲があることを示唆し、金融市場では制裁関税の応酬に対する警戒が緩んだ。

貿易摩擦で最も打撃を受けるとみなされていた資源とハイテク株の値上がりが目立った。フィンランドの通信機器大手ノキアとドイツのソフトウエア大手SAP、ドイツの半導体大手インフィニオン、オランダの同業ASMLは1.8%から4.5%上昇した。

市場のリスクに対する投資家の見方を反映する金融株は、部門別で最も好調だった。

そのほか、重工業の輸出大手も買われた。欧州航空機大手エアバスとドイツのエンジニアリング大手シーメンス、スイスの重電大手ABBは2.2%から3.6%上昇した。

イタリア通信大手テレコム・イタリア(TIM)は5.2%上昇した。イタリアの預託貸付公庫(CDP)がTIMの株式を取得するとの関係筋の話が好感された。

<ユーロ圏債券> 国債利回りが総じて上昇した。米中貿易戦争の懸念が後退し、安全資産に対する需要が低下したことが背景。

中国は前日、農産物を含む米製品106品目に対し25%の追加関税を課すと発表。ただその後、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長が米政権は中国と交渉しており、米国は中国との貿易戦争に入っていないなどと発言したことを受け、市場では世界の2大経済大国間の貿易戦争は回避されるとの見方が広まった。

アジア、米国、欧州で株価が上向くなか、ユーロ圏の国債利回りは終盤の取引で2─6ベーシスポイント(bp)上昇。独10年債利回りは3bp上昇の0.525%となっている。

イタリア10年債利回りは1.77%と、4カ月ぶりの低水準となった1.732%から上昇。イタリアでは3月4日実施の総選挙でどの陣営も過半数を獲得できなかったことを受け、政権樹立に向けた交渉が進められているが、中道左派の民主党(PD)はこの日、野党にとどまり連立政権には参加しないと表明。これを受けイタリア国債は上げ幅を縮小した。

ただイタリア国債のアウトパフォームは続いており、イタリア10年債と独10年債との利回りとの格差は122bpに縮小。スペイン10年債との差は56.2bpと、2カ月ぶりの水準に縮小した。

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