September 18, 2018 / 6:37 PM / 3 months ago

欧州市場サマリー(18日)

[18日 ロイター] - <ロンドン株式市場> ロンドン株式市場はほぼ横ばいで取引を終えた。たばこ銘柄が売られる一方で一次産品株が値上がりした。

米国は前日、2000億ドル規模の中国製品に10%の関税を課すことを決めた。中国はこの日、報復装置を発表。ただ報復関税の税率が予想ほど高くなかったため、相場は一時値下がりした後、すぐに持ち直した。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は1.9%下落した。この日から投資判断を開始したモルガン・スタンレーが「イコールウェート」と評価したことが期待外れだった。同業のインペリアル・ブランズは1.8%の連れ安となった。

チリ産銅大手アントファガスタと英資源大手アングロ・アメリカン、スイスの商品取引・資源大手グレンコアは1.8%から2.8%上昇した。RBCが投資判断を2段階引き上げ「トップピック」とした金・銀生産のフレスニロは1.0%高だった。

中型株では、保険仲介業者のジャーディン・ロイド・トンプソン(JLT)が30.7%急騰。米金融サービスのマーシュ・アンド・マクレナンがJLTを約43億ポンドで買収することで合意したことが好感された。

<欧州株式市場> 欧州株式市場は続伸。取引時間中は、米国の追加関税を受けて中国が600億ドル相当の米国製品に報復関税を課すことを表明し、株価が下落したが、終盤にかけて持ち直した。

トランプ米大統領は前日、2000億ドル相当の中国製品に対し10%の関税を課すと発表。その後の中国の報復措置を受けて株価が一時低迷したものの、当初計画では10─25%とされていた関税率が実際は5─10%だったことで、安心感が広がった。

UBSウェルス・マネジメントのグローバルCIO(最高投資責任者)、マーク・ハフェル氏は「(米国よりも)割合が低い報復関税は好感されるだろう。報復関税の応酬が著しく悪化するリスクは減る」と語った。

オンライン広告・メディア事業を手掛けるノルウェーのシブステッドは9.1%上昇した。国際的なオンライン広告事業をスピンオフ(分離・独立)する計画が好感された。

スイス化学メーカーのクラリアントは7.9%高だった。新たに主要株主になった石油化学大手サウジ基礎産業公社(SABIC)とともに高性能の原料事業を合併するとの発表が買い材料だった。合弁事業でより価値が高い特殊化学品に注力する。

一方、ドイツの衣料ネット通販大手ザランドは13.2%急落した。夏季に猛暑が長引いたことを理由に2018年の業績見通しを引き下げたことが嫌気された。

デジタル地図を手掛けるオランダのトムトムは24.4%急落。時価総額の4分の1近くが吹き飛んだ。ルノーと日産自動車、三菱自動車が競合である米アルファベット傘下グーグルとの技術提携を発表したことが売り材料だった。

<ユーロ圏債券> ユーロ圏金融・債券市場では、イタリア国債利回りが大きく低下した。同国の連立政権が打ち出す予算案が欧州連合(EU)の財政規律を順守するものになるとの楽観的な見方が台頭していることを背景に、イタリア国債が買われている。 

イタリア2年債と5年債の利回りは最大15ベーシスポイント(bp)低下し、7月以来の低水準を付けた。一方、独2年債利回りは4カ月ぶりの水準に上昇した。

イタリアのコンテ内閣は前日、来年の予算案に関する協議を行ったが、政府筋によると、ディマイオ、サルビーニ両副首相がトリア経済財務相の示した許容限度以上の財政赤字を要求し、結論は出なかった。

政府筋によると、新興組織「五つ星運動」を率いるディマイオ氏と、右派政党「同盟」の党首であるサルビーニ氏は、財政赤字の対GDP比を2.0─2.5%として、最低所得保障などの主要公約を実行するよう主張。

これを受け、朝方の取引でイタリア国債利回りは最大3bp上昇したが、国内メディアが前日、トリア経済財務相が来年の財政赤字の対国内総生産(GDP)比率が1.6%を超えないよう努めていると報じていたことで、イタリア国債に対する売りは長続きしなかった。

終盤の取引でイタリア10年債利回りは11bp低下の2.76%。独10年債との利回り格差は約227bpと、約1週間ぶりの水準に縮小した。

ノルデアの首席アナリスト、ヤン・フォン・ゲリッチ氏は「イタリア予算案を巡る懸念は全般的に後退しつつある」としている。

モルガン・スタンレーのアナリストは、為替ヘッジベースで高いリターンが見込めるイタリア国債は特に日本勢などの国外の投資家に魅力的になっていると指摘。主に日本勢による買いが利回り格差の縮小につながっているとの見方を示した。

独10年債利回りは0.48%と、約7週間ぶりの水準に上昇。独2年債利回りはマイナス0.52%と、4カ月ぶりの高水準を付けた。

このほか、オーストリア10年債や仏10年債などの他のユーロ圏中核国の国債利回りも上昇した。米国債市場では米10年債利回りが3%台に乗せている。

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