January 25, 2019 / 9:36 PM / 6 months ago

欧州市場サマリー(25日)

[25日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 4日続落して取引を終えた。携帯電話サービス大手ボーダフォン(VOD.L)が大幅安となったほか、ポンド高によって輸出銘柄が値を下げた。

FTSE100種は週間ベースで2.25%下落し、7週間ぶりの大幅な落ち込み。今年初めてのマイナスとなった。

ボーダフォンは4.9%下落した。前日に発表した第3・四半期決算で主要な事業における業績悪化が明らかになり2日続落した。今年に入り10%超値を下げている。

ポンドは11週間ぶりの高値を付けた。英国が合意なしに欧州連合(EU)を離脱することはないとの期待が高まり、ポンドを押し上げた。メイ政権に閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)が、メイ首相のEU離脱協定案について、アイルランドとの国境問題を巡るバックストップ(安全策)に明確な期限を設けるのであれば支持することを非公式に決定したとの報道が材料視された。ただEUは一貫して、安全策に期限は設けないと主張している。

ポンド高に伴い製薬大手アストラゼネカ(AZN.L)や同グラクソ・スミスクライン(GSK)(GSK.L)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BATS.L)などの輸出銘柄の値下がりが目立った。

一方、銅と金の値上がりに伴いFTSE350種鉱業株指数.FTNMX1770は3.15%上昇し、3週間ぶりの高値を付けた。

小型株ではパブ経営のフラー・スミス&ターナー(FSTA.L)が15.5%急騰。アサヒグループホールディングス(2502.T)へビール事業を売却したことが好感された。

決済サービスのアースポートEPO.Lは31.3%急騰し、3年超ぶりの高値を付けた。クレジットカード大手のマスターカード(MA.N)が、競合の米ビザ(V.N)を上回る額での買収提案を出したことが材料視された。

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)がより緩和的な姿勢を取るとの期待や、好決算が買い材料となった。

STOXX欧州600種指数は約2カ月ぶりの高値を付けた。勢いを保てば月間ベースで2015年10月以来の大幅高となる見込みだ。

FRBがこれまでの予想よりも大規模な債券ポートフォリオを維持することを検討しているとの報道を受け、リスク志向が強まった。みずほインターナショナルの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は「リスク関連の市場心理が好転している」と述べた。「正当化されない金融引き締めに関するリスクが低下した」と付け加えた。

ドイツのIFO経済研究所がこの日発表した1月の業況指数が低下し、ユーロ圏経済の低迷を示したことは株価に影響しなかった。[nL3N1ZP3BC]

テクノロジー株指数.SX8Pは1.79%上昇し、18年11月12日以来の高値を付けた。米国株式市場で、好決算が好感されたテクノロジー銘柄が値を上げ、欧州株式市場でも同業銘柄が連れ高となった。

一方、携帯電話サービス大手ボーダフォン(VOD.L)は4.9%安となり、9年近くぶりの安値を付けた。第3・四半期の売り上げの伸びが鈍化したとの発表が嫌気された。スペインとイタリアで価格競争が続いていることや、南アフリカ事業の低迷が響いた。

<ユーロ圏債券> 米国債利回りの上昇に歩調を合わせ、ユーロ圏国債利回りも上昇した。

米国では堅調な企業決算を受け株価が上昇。資金が国債から株式に流れたことで国債価格が低下、利回りが上昇した。一部市場関係者は、米連邦準備理事会(FRB)当局者がこれまでの予想よりも規模が大きい債券ポートフォリオを維持すると近く決定すると米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じたことも要因になったとしている。

みずほの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は、「経済心理はしばらく前から悪化していたが、現在は中央銀行が反応している点で昨年12月時点の状況とは異なる」と指摘。「今週は日銀が金融政策決定会合、欧州中央銀行(ECB)が理事会を開催したが、(来週は)FRBもハト派的なトーン、もしくはハト派的なスタンスを示す公算が大きい」と述べた。

日銀は現行の金融政策を据え置くと同時に、1月の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で物価見通しを引き下げた。[nL3N1ZN23L] ECBも主要政策金利の据え置きを決定。ドラギ総裁は理事会後の記者会見でユーロ圏の経済成長に対するリスクは下向きに移行したとの認識を表明した。 [nL3N1ZO4H4]

こうした中、ユーロ圏国債利回りは一時少なくとも約6カ月ぶりの低水準を付けたものの、その後は米国債利回りに追随し上昇に転じた。

独10年債DE10YT=RR利回りは2ベーシスポイント(bp)上昇の0.197%。仏10年債FR10YT=RR利回りも一時1年半ぶりの低水準となる0.582%を付けたが、その後は上向いた。

ECBは今回の理事会で、金利を少なくとも夏にかけて現在の記録的な低水準にとどめるとのガイダンスを維持。ただTSロンバードのグローバル・マクロ部門責任者、シェウェタ・シン氏によると、市場では初めての利上げは2020年6月まで実施されないとの見方が大勢となっている。

利上げ開始が遅れる観測に加え、ECBが新たな貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)を3月に発表する見方が出ている。

前出のブーベ氏は、特にイタリアの銀行がTLTROの恩恵を受けるとし、このところのイタリア国債の堅調な動きはこうしたことでも説明できると指摘。イタリア10年債IT10YT=RR利回りは一時3bp低下して2.64%を付けたが、その後は上向き、ほぼ横ばいとなった。前日の取引で同利回りは8bp低下していた。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1406 1.1322 EUR=

ドル/円 109.58 109.75 JPY=

ユーロ/円 125.00 124.28 EURJPY=

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 357.84 +2.17 +0.61 355.67

FTSEユーロファースト300種 1404.61 +7.59 +0.54 1397.02 .FTEU3

DJユーロSTOXX50種 3163.24 +36.93 +1.18 3126.31 .STOXX50E

FTSE100種 6809.22 -9.73 -0.14 6818.95 .FTSE

クセトラDAX 11281.7 +151.61 +1.36 11130.18 .GDAXI

9

CAC40種 4925.82 +53.86 +1.11 4871.96 .FCHI

<金現物> 午後 コード

値決め 1293.9 <GOLD/EU1

>

<金利・債券>

米東部時間14時1分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.31 0.00 100.31 FEIc1 <0#FEI:>

独連邦債2年物 111.91 -0.01 111.92 FGBSc1 <0#FGBS:>

独連邦債5年物 132.83 -0.17 133.00 FGBMc1 <0#FGBM:>

独連邦債10年物 165.07 -0.25 165.32 FGBLc1 <0#FGBL:>

独連邦債30年物 184.68 -0.08 184.76 FGBXc1 <0#FGBX:>

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.580 +0.004 -0.584 DE2YT=TWEB <0#DE2YT=TWEB

>

独連邦債5年物 -0.362 +0.024 -0.386 DE5YT=TWEB <0#DE5YT=TWEB

>

独連邦債10年物 0.138 +0.013 0.125 <DE10YT=TWEB <0#DE10YT=TWE

> B>

独連邦債30年物 0.777 -0.002 0.779 <DE30YT=TWEB <0#DE30YT=TWE

> B>

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below