February 7, 2019 / 8:23 PM / 5 months ago

欧州市場サマリー(7日)

[7日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。英中銀イングランド銀行(BOE)が国内の経済成長見通しを引き下げたほか、欧州連合(EU)欧州委員会もユーロ圏の成長見通しを引き下げたことで市場心理が悪化した。

欧州委は貿易摩擦を理由に19年と20年の成長見通しを引き下げた。BOEは英国のEU離脱を巡る先行き不透明感の高まりや世界経済の減速に言及し、19年の成長見通しを引き下げた。

旅行大手のTUIのロンドン上場株(TUIT.L)は19.4%急落した。通期の利益見通しを引き下げたことが嫌気された。TUIはポンド安のほか、昨年夏の猛暑で海外旅行客が減ったことを指摘した。

オンライン食品販売のオカド(OCDO.L)は9.8%下落。自動配送センターで発生した火事によって売り上げの伸びが減るとの見方を示して以来、ここ2日間で時価総額のうち10億ポンド超が吹き飛んだ。

広告大手WPP(WPP.L)は8.4%下落し、6年超ぶりの安値となった。フランスの競合ピュブリシス(PUBP.PA)が発表した第4・四半期売上高が減少し、不安が広がった。

一方、世界最大のケータリングサービス会社コンパス(CPG.L)は3.7%上昇し、過去最高値をつけた。第1・四半期決算で中核事業の売り上げが増えたほか、強気な通期見通しを示したことが好感された。

<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。軟調な決算が嫌気されたほか、欧州連合(EU)欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げたことで市場心理が悪化した。

そのほか、ドイツの18年12月鉱工業生産指数が期待外れの内容となり、欧州最大の経済国への懸念が改めて浮上した。

CMCマーケッツのデービッド・マデン氏は「ユーロ圏経済が低迷するかもしれないとの懸念から域内の株式が売られた」とした。英国が合意なしに離脱した場合、景気悪化にこれ以上ひどい時期はないと付け加えた。

フランスの広告大手ピュブリシス(PUBP.PA)は14.8%下落した。売り上げが市場予想を下回ったことが嫌気された。

ドイツの旅行大手TUI(TUIGn.DE)は19.1%急落。利益が市場予想に届かなかった。TUIは18年夏の猛暑とポンド安が影響したと指摘した。

機械・プラント大手GEAグループ(G1AG.DE)は17.8%安だった。中期目標を引き下げたほか、19年の利益が減るとの見通しを示したことが売り材料だった。

STOXX欧州600種自動車・部品株指数.SXAPは4.88%低下した。欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)(FCHA.MI)が発表した利益見通しは市場予想を下回ったほか、フリーキャッシュフローの見通しも軟調な内容だった。同社の長期目標達成について疑念が沸き、FCAは12.2%急落した。同業他社も連れ安となり、ドイツの自動車大手ダイムラー(DAIGn.DE)とフランスの自動車部品大手フォルシア(EPED.PA)、同ヴァレオ(VLOF.PA)は5.3%から7.2%値を下げた。

<ユーロ圏債券> 独10年債利回りが約2年ぶりの水準に低下し、ゼロ%に近づいた。欧州連合(EU)が四半期経済予測でユーロ圏の成長率見通しなどを引き下げたことを受け、景気に対する懸念が拡大していることが背景。

独連邦債を含むユーロ圏の高格付け国債の利回りが3─6ベーシスポイント(bp)低下する一方で、イタリア国債利回りは最大16bp上昇。成長減速の見通しを受け同国の財政問題が一段と悪化するとの懸念が出ている。

EUの執行機関である欧州委員会は2019年のユーロ圏の成長率は1.3%となり、18年の1.9%から鈍化するとの見通しを示した。20年の成長率は1.6%を見込んでいる。昨年11月に示した成長率見通しは19年は1.9%、20年は1.7%だった。[nL3N2021X0]

ユーロ圏で軟調な指標の発表が続いていることで、欧州中央銀行(ECB)は利上げよりも、むしろ銀行に対する流動性供給オペの実施などの景気刺激策を検討する必要に迫られるのではないかとの見方が出ている。

コメルツ銀行の金利ストラテジスト、ライナー・ギュンターマン氏はECBが発表する次のスタッフ予想でもインフレ見通しが引き下げられるもようで、これは「ECBが新たな措置を決定するに十分な論拠となる」と指摘。「流動性を巡る措置、もしくは金利に関するフォワードガイダンスの変更などが考えられる」とした。

独10年債DE10YT=RR利回りは約5bp低下の0.105%と、16年11月以来の低水準を付けた。同利回りはデフレ懸念が高まっていた16年にマイナス圏に落ち込んだが、それに一歩近づいた。

トレードウェブが今週に入って発表した統計によると、利回りがマイナス圏に落ち込んだユーロ圏国債の割合は1月は約40%と、9カ月ぶりの水準に上昇している。

ラッセル・インベストメンツ(ロンドン)のポートフォリオ・マネジャー、デビッド・ビッカーズ氏は「データからは景気後退(リセッション)の傾向が出ていることが読み取れるため、市場はこうした反応を示している」と述べた。

仏10年債FR10YT=RR利回りは0.54%近辺、オランダ10年債NL10YT=RR利回りは0.22%と、ともに16年終盤以来の低水準を付けた。

ユーロ圏外でも英10年債GB10YT=RR利回りが8カ月ぶり低水準を更新。イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、政策金利の据え置くきを全会一致で決定すると同時にEU離脱(ブレグジット)を巡る不確実性や世界的な景気減速を踏まえ、2019年の英国の経済成長率予想を10年ぶりの低水準に下方修正した。[nL3N2022M7]

一方、イタリア10年債IT10YT=RRは2.97%近辺と、約1カ月ぶりの水準に上昇。5年債IT5YT=RR利回りも16b上昇した。独10年債とイタリア10年債との利回り格差DE10IT10=RRは18bp拡大した。

イタリア国債の保証コストも上昇。IHSマークイットによると、イタリア国債の5年物クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)ITGV5YUSAC=MGは12bp拡大している。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1354 1.1354 EUR=

ドル/円 109.71 109.91 JPY=

ユーロ/円 124.59 124.82 EURJPY=

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 360.08 -5.44 -1.49 365.52

FTSEユーロファースト300種 1417.51 -20.33 -1.41 1437.84 .FTEU3

DJユーロSTOXX50種 3150.76 -61.99 -1.93 3212.75 .STOXX50E

FTSE100種 7093.58 -79.51 -1.11 7173.09 .FTSE

クセトラDAX 11022.0 -302.70 -2.67 11324.72 .GDAXI

2

CAC40種 4985.56 -93.49 -1.84 5079.05 .FCHI

<金現物> 午後 コード

値決め 1310 <GOLD/EU1

>

<金利・債券>

米東部時間13時54分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.31 0.00 100.31 FEIc1 <0#FEI:>

独連邦債2年物 111.91 +0.06 111.85 FGBSc1 <0#FGBS:>

独連邦債5年物 133.19 +0.35 132.84 FGBMc1 <0#FGBM:>

独連邦債10年物 166.36 +0.85 165.51 FGBLc1 <0#FGBL:>

独連邦債30年物 186.98 +1.70 185.28 FGBXc1 <0#FGBX:>

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.577 -0.025 -0.552 DE2YT=TWEB <0#DE2YT=TWEB

>

独連邦債5年物 -0.383 -0.053 -0.330 DE5YT=TWEB <0#DE5YT=TWEB

>

独連邦債10年物 0.115 -0.050 0.165 <DE10YT=TWEB <0#DE10YT=TWE

> B>

独連邦債30年物 0.731 -0.038 0.769 <DE30YT=TWEB <0#DE30YT=TWE

> B>

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