July 26, 2019 / 7:04 PM / 4 months ago

欧州市場サマリー(26日)

[26日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。欧州の電波塔事業を分離する計画を発表した携帯電話サービス大手のボーダフォン(VOD.L)が大幅高となった。

ボーダフォンは10.6%上昇し、3月以来の高値を付けた。欧州の10市場において携帯電話の電波塔事業を分離し、将来的に一部株式の上場を目指す計画が好感された。

好調な上半期決算を発表した教育出版大手ピアソン(PSON.L)は5.9%だった。出版形態を印刷物からデジタルへ移行したことが奏功した。

FTSE350種住宅建設株指数.FTNMX3720は0.96%上昇し、4月上旬以来の高値。英国のジョンソン新首相が支出を後押しするために景気刺激策や減税政策を導入するとの見方が買い材料だった。

一方、中型株ではスポーツ用品小売り大手のスポーツ・ダイレクト(SPD.L)が3.9%下落した。既に発表が延期されている通期決算について、なお時間がかかるとしたことが嫌気された。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。通信やメディア株が買われ、全体水準を押し上げた。

STOXX欧州600種通信株指数.SXKPは2.28%上昇した。個別銘柄では携帯電話サービス大手のボーダフォン(VOD.L)が10.6%上昇し、2002年末以来の大幅な伸びとなった。欧州の電波塔事業を分離し180億ユーロ(200億ドル)超規模の会社を設立する計画を発表した。将来的に一部株式の上場を目指すという。

基地局運営で欧州最大手のセルネックス(CLNX.MC)は3.3%、イタリア通信大手テレコム・イタリア(TLIT.MI)は4.1%それぞれ上昇した。テレコム・イタリアはボーダフォンと共にイタリアで第5世代(5G)携帯電話サービス事業を展開することで合意した。

メディア株指数.SXMPは2.66%上昇。通信・娯楽大手ビベンディ(VIV.PA)と人工衛星オペレーターのSES(SESFd.PA)、教育出版大手ピアソン(PSON.L)の好決算が買い材料だった。

スイス食品大手ネスレ(NESN.S)は1.8%高だった。四半期売上高が3年ぶりの大幅な伸びとなったことが好感された。

一方、低金利を理由に19年の利益見通しを引き下げたスペインの銀行、バンコ・サバデル(SABE.MC)とカイシャバンク(CABK.MC)はともに6.5%を超える値下がりとなった。

政治的混乱もスペイン株の重し。スペイン議会は前日、暫定首相を務めるペドロ・サンチェス氏の首相就任を巡る信任投票を行い、反対多数で否決した。サンチェス氏は再選挙を避けたいとした上で、急進左派ポデモスと連立政権交渉を続ける意向はないことを明らかにした。

フランスの高級ブランドのケリング(PRTP.PA)は7.0%安。主力ブランド「グッチ」の第2・四半期売上高が予想を下回った。米市場の業績が悪化したことが影響した。

<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)理事会を受け前日に上昇した国債利回りの反転が見られ始めた。市場ではECBのハト派的な度合いは「著しく過小評価されていた」との見方が出ている。

ECBが一段の緩和を示唆するとの観測から前日のECB理事会を前にユーロ圏国債に対する買いが膨らんでいたが、ドラギ総裁が理事会後の記者会見を実施している間からこうした買いを巻き戻す動きが出ていた。

ドラギ総裁は記者会見で、経済見通しは悪化の一途をたどっており、刺激策の必要性が高まっていると指摘。市場ではこうした発言は、ECBは実際に行動を起こす前に経済がどのように推移しているのか見極めようとしていると受け止められた。ただその後、ドラギ氏は金利の階層化や資産買い入れ再開などを示唆し、実際に利下げを実施する以外のあらゆることを行ったとの見方が台頭。ユーロ圏の国債利回りは、中核国と周辺国ともに上昇から反転した。

みずほのアナリストは「ECBのハト派的な度合いは著しく過小評価されていた」としている。

独10年債DE10YT=RR利回りは約1ベーシスポイント(bp)低下のマイナス0.375%と、過去最低水準のマイナス0.422%に迫ったほか、仏10年債FR10YT=RRやオーストリア10年債AT10YT=RRを含む他の大部分の10年債利回りも1─2bp低下している。

ECB内の討議に詳しい複数の関係筋によると、ECBが9月の理事会で中銀預金金利の引き下げに踏み切るのはほぼ確実。短期金融市場では9月に10bpの利下げが決定される確率は88%であることが織り込まれているECBWATCH。

ただ政局懸念が出ているイタリアの国債利回りは上昇。イタリア10年債IT10YT=RR利回りは5bp上昇の1.57%。独10年債との利回り格差DE10IT10=RRは195bpに拡大した。今週は一時は180bpを下回る水準に縮小していた。

イタリアのサルビーニ副首相はこの日、トリア経済相について、来年度の減税に積極的な姿勢を示さなければ更迭される可能性があるとの認識を示した。

スペインでは議会が前日、社会労働党首で暫定首相を務めるペドロ・サンチェス氏の首相就任を巡る信任投票を行い、反対多数で否決。11月10日に総選挙が行われる可能性が出てきた。ただ国債利回りに大きな影響は出ておらず、スペイン10年債ES10YT=RR利回りは0.342%で推移。年初からは約120bp低下している。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1119 1.1132 EUR=

ドル/円 108.68 108.62 JPY=

ユーロ/円 120.88 120.94 EURJPY=

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 390.73 +1.21 +0.31 389.52

FTSEユーロファースト300種 1537.43 +5.89 +0.38 1531.54 .FTEU3

DJユーロSTOXX50種 3524.47 +14.32 +0.41 3510.15 .STOXX50E

FTSE100種 7549.06 +60.01 +0.80 7489.05 .FTSE

クセトラDAX 12419.9 +57.80 +0.47 12362.10 .GDAXI

0

CAC40種 5610.05 +32.00 +0.57 5578.05 .FCHI

<金現物> 午後 コード

値決め 1416.1 <GOLD/EU1

>

<金利・債券>

米東部時間13時45分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.40 0.00 100.40 FEIc1

独連邦債2年物 112.27 -0.03 112.30 FGBSc1

独連邦債5年物 134.73 -0.02 134.75 FGBMc1

独連邦債10年物 174.21 +0.20 174.01 FGBLc1

独連邦債30年物 205.68 +1.02 204.66 FGBXc1

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.752 +0.013 -0.762 DE2YT=RR

独連邦債5年物 -0.707 +0.004 -0.710 DE5YT=RR

独連邦債10年物 -0.377 -0.012 -0.405 DE10YT=RR

独連邦債30年物 0.206 -0.024 0.233 DE30YT=RR

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