May 27, 2019 / 11:52 PM / in 4 months

欧州市場サマリー(27日)

[27日 ロイター] - <外為市場> ユーロが小幅安。欧州議会選で欧州連合(EU)懐疑派の勢力拡大が限定的だったことで投資家の安心感につながり、ユーロは一時的に買われた。一方で、2大会派の議席数減少が重しになった。

欧州議会が1305GMT(日本時間午後10時5分)時点で公表した暫定集計結果によると、大連立を組む欧州人民党(EPP)と欧州社会・進歩連盟(S&D)の中道勢力が過半数を下回った。一方で、リベラル会派と緑の党が議席数を延ばし、EUの強化を訴える勢力が3分の2の議席を堅持した。[nL4N2320MS]

議会選の結果を受け、ユーロEUR=EBSは一時1.1215ドルに上昇。ただ、その後は0.1%安の1.1197ドルで推移。英米市場の休場を受け、薄商いとなっている。

ダンスケ銀行の外為アナリスト、クリスティン・トゥクセン氏は「どちらかといえば、ポピュリスト政党の議席数がこれまでほど伸びなかったことがポジティブだった」と述べた。

ユーロは対スイスフランEURCHF=EBSで上昇を維持。一時約0.3%高となった。

トゥクセン氏は欧州議会選が今年の重要な欧州政治イベントの一つだったとした上で、一般的には政治イベントに対する世界市場の関心は限定的で、経済モメンタムに鈍化の兆しがあることから金融政策が依然として重要と指摘。実際の為替市場は景気循環の見通し悪化に対する米連邦準備理事会(FRB)の対応があるかを見守っている状態にあり、年内の米利下げ期待は高まっているとの見方を示した。

ドル指数.DXYは0.1%高の97.750。

対円JPY=では0.2%高の109.55円近辺。本邦勢による押し目買いが優勢だった。

ポンドGBP=D3は序盤は上昇していたが、次第に上げ幅を縮め、一時1.2673ドルまで下落した。

ACLSグローバルのアナリスト、マーシャル・ギットラー氏は、オプション市場のデータでポンドのプット(売る権利)購入の動きが見られるほか、ポンドのショートポジションが急増していることから、「ポンドに対するセンチメントは依然弱気」と述べた。

中国国内スポット市場の人民元CNY=CFXSとオフショア人民元CNH=EBSは1週間半ぶりの高値に浮上。中国当局が投機筋による元売りを容認しない意向を示した。[nL4N2331AD]

<ロンドン株式市場> バンクホリデーのため休場。

<欧州株式市場> 上昇して取引を終えた。自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)(FCHA.MI)と仏ルノー(RENA.PA)の合併案を受け[nL4N2331A8]、自動車株が買われた。STOXX欧州600種は0.2%高。欧州議会選で親欧州連合(EU)派の政党に対する強い支持が見られたことを受け、欧州各国の株式市場は堅調に推移した。

もっとも、この日は米英が休場のため商いは乏しく、STOXX欧州600種の出来高は昨年8月以降で最低水準だった。

ギリシャでは欧州議会選で与党・急進左派連合(SYRIZA)が敗北したことを受け、チプラス首相が解散総選挙を宣言[nL4N2332Q6]。新政権が従来よりも企業寄りの政策を行うとの期待から、同国の主要株価指数ATG.ATGは6.1%高と、2016年2月以降で最大の値上がりとなった。この日のギリシャ株の出来高は90日平均の3倍以上に膨らんだ。

個別銘柄ではルノーへの合併提案が好感され、FCAが8%高。ルノーも12%高となった。STOXX欧州600種自動車・部品株指数.SXAPは1.4%高。PSAグループ(PEUP.PA)は3.3%安だった。

イタリアの主要株価FTSE・MIB指数.FTMIBは0.1%安。イタリアの過剰財政赤字を巡り、欧州委員会が課徴金を命じる可能性があるとの報道を受け、同国の銀行株指数.FTIT8300が1.3%安となった。イタリアの銀行大手ウニクレディト(CRDI.MI)は2.3%安。3カ月半超ぶりの安値を付けた。

<ユーロ圏債券> スペインとポルトガルの国債利回りが過去最低を記録した。欧州議会選の結果、親欧州連合(EU)政党が一定勢力を維持し、センチメントを下支えした。10年債利回りはスペインES10YT=RRが0.803%、ポルトガルPT10YT=RRは0.951%まで下げる場面があった。英米が休日のため薄商いとなった。

欧州議会選で、EU強化を訴える勢力が3分の2の議席を堅持したことが公式推計で明らかになった[nL4N2320MS]。

ドイツ10年債利回りDE10YT=RRは、マイナス0.147%と2年半ぶりの低水準で推移した。議会選で極右やナショナリズム勢力が議席を大きく伸ばしたことを受けた。

トランプ米大統領が対日通商関係の再評価を望む考えを示唆し、貿易問題を巡り不安が広がったたことも、利回りを押し下げた[nL4N2331LR]。

ギリシャ10年債利回りGR10YT=RRは一時3%まで低下した。欧州議会選で与党・急進左派連合(SYRIZA)が敗北したことを材料視した[nL4N2332Q6]。

イタリア国債利回りIT10YT=RR IT2YT=RRは11─14ベーシスポイント(bp)上昇した。10年債利回りは11bp上がって2.66%。上昇幅は1カ月強ぶりの大きさとなった。公共支出を抑制しなかったとして、EUがイタリアに対し処分を検討中と伝わり、同国の債券や株式が取引終盤にかけ大きく売り込まれた。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1191 1.1195 EUR=

ドル/円 109.53 109.56 JPY=

ユーロ/円 122.58 122.67 EURJPY=

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 376.71 +0.82 +0.22 375.89

FTSEユーロファースト300種 1483.09 +3.47 +0.23 1479.62 .FTEU3

DJユーロSTOXX50種 3364.04 +13.34 +0.40 3350.70 .STOXX50E

FTSE100種 7277.73(24日) +46.69 +0.65 7231.04 .FTSE

クセトラDAX 12071.18 +60.14 +0.50 12011.04 .GDAXI

CAC40種 5336.19 +19.68 +0.37 5316.51 .FCHI

<金現物> 午後 コード

値決め NA <GOLD/EU1

>

<金利・債券>

米東部時間14時19分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.32 0.00 100.32 FEIc1

独連邦債2年物 112.06 +0.03 112.03 FGBSc1

独連邦債5年物 133.69 +0.12 133.57 FGBMc1

独連邦債10年物 167.64 +0.40 167.24 FGBLc1

独連邦債30年物 194.86 +1.42 193.44 FGBXc1

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.648 -0.010 -0.633 DE2YT=RR

独連邦債5年物 -0.537 -0.018 -0.519 DE5YT=RR

独連邦債10年物 -0.142 -0.027 -0.116 DE10YT=RR

独連邦債30年物 0.502 -0.039 0.540 DE30YT=RR

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