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銀行部門、厳しい監督必要 ドイツ銀株急落を懸念=ECB監督委員長

 3月28日、ECB銀行監督委員会のエンリア委員長は、欧州の銀行監督を縮小してはならないと発言、過去数週間の銀行部門の動揺は高リスク事業の監督が必要がであることを示していると述べた。写真は16日、フランクフルトのECB本部前で撮影(2023年 ロイター/Heiko Becker)

[フランクフルト 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のアンドレア・エンリア委員長は28日、欧州の銀行監督を縮小してはならないと発言、過去数週間の銀行部門の動揺は高リスク事業の監督が必要がであることを示していると述べた。

同委員長は講演で「リスクをさらに重視するというのは介入を減らすという意味ではない。むしろ、銀行の進捗が明確に設定されたスケジュールから遅れている分野では、われわれは監督上の介入を構造的に上位レベルの処理事項とすることを以前よりも重視している」と述べた。

急ピッチな金利上昇を受け、監督当局は金融機関が金利リスクをどのように管理しているか、さらに注視する必要があるとも発言した。

先週末のドイツ銀行株急落については、懸念しているとし、投資家が神経質になっており、市場規模が小さいクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の動きに投資家が動揺する恐れがあることを浮き彫りにしたと述べた。

同委員長は「私が本当に懸念したのは、市場と投資家が非常に神経質になっていたことだ」と発言。

「非常に不透明で非常に厚みがなく非常に流動性が低いシングルネームCDSのような市場があり、わずか数百万(ユーロ)で、数兆ユーロの資産を持つ銀行に懸念が広がり、株価が下がり、預金も流出する」とし、こうした金融商品を中央清算機関を通じて清算すべきだと主張した。

*カテゴリーを追加して再送します。

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