[ロンドン 1日 ロイター] - 1日の欧州債券市場で米10年債と独10年債の利回り差が29年ぶりの水準近くに拡大した。米国とユーロ圏における金融政策の見通しがかい離し始めたことが背景。
メーデーで欧州の大部分が祝日となり、薄商いとなる中、米10年債利回りは2.96%を超えて上昇。独10年債利回りとの格差が広がった。
独10年債と米10年債の利回り差は240ベーシスポイント(bp)となり、先週付けた1989年3月以来のワイド化水準近く。
米利上げが年内にあと3回あるとの見方が強まる一方、最近の欧州中央銀行(ECB)理事会を受け、ECBは比較的慎重なスタンスをとるとの見方が出ている。