September 25, 2018 / 12:01 PM / 24 days ago

〔ECBフォーカス〕短期金融市場、ドラギ総裁退任前の利上げを予想

* 2019年9月の10bp利上げを完全に織り込み

* ドラギECB総裁の任期満了は19年10月

[ロンドン 25日 ロイター] - 短期金融市場が、欧州中央銀行(ECB)が2011年以来の利上げに踏み切る時期の予想をドラギ総裁在任中の2019年9月に前倒しした。ドラギ総裁が24日に示した物価上昇に関する認識が影響している。

19年10月に任期が満了するドラギ総裁は24日、欧州議会で、ユーロ圏の基調的なインフレの加速は「比較的旺盛」と述べた。これを一部投資家は政策正常化のペースが速まるサインと受け止めた。

数日前まで19年10月だった利上げ時期は今や19年9月となっている。

INGの金利シニアストラテジスト、Martin van Vliet氏は、24日のドラギ総裁の発言を注目すべき言葉の変化とみている。

ユーロ圏無担保翌日物平均金利(EONIA)と19年9月のECB理事会の日のフォワードEONIAの差は25日は約10ベーシスポイント(bp)と、前週の8.5bp前後から上昇。現在マイナス0.40%の中銀預金金利が10bp引き上げられる可能性を完全に織り込んだことになる。

さらに、短期金融市場は19年末までに約17bp相当の引き締め(10bpの利上げ約2回分)を織り込んでいる。

折りしも、米連邦準備理事会(FRB)は今週、今年3回目の利上げの決定が確実視されている。

ピクテ・ウェルス・マネジメントの欧州シニアエコノミスト、Frederik Ducrozet氏によると、世界の約3分の1の中銀が政策引き締めに動いている。

19年9月のECB利上げが予想されるのは、ドラギ総裁が利上げで任期を終えるとの見方が強まっているためだ。

2011年の利上げは、トリシェ前総裁体制のECBがインフレの脅威に先手を打つための措置だった。

INGのvan Vliet氏は「ECBが現在予想するようにインフレの勢いが増せば、市場がドラギ総裁退任前の利上げを予想するのは理にかなう」と述べた。

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