[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が4日に初めて公表した消費者予想調査によると、ユーロ圏の消費者は今後1年以内の景気後退とインフレに伴う実質所得目減りを予想している。
調査は6月に実施。ECBの討議資料となる。
消費者の今後1年間の予想インフレ率は5%。3年後の予想インフレ率は2.8%。
名目所得は0.9%増、支出は3.9%増と予想されている。家計の貯蓄能力が大幅に低下することになる。
今後1年間の経済成長率の予想はマイナス1.3%。
調査は毎月、ベルギー、ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、オランダの成人約1万4000人を対象に実施。対象国はユーロ圏の域内総生産(GDP)の85%、人口の83.8%を占める。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」