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欧州委、銀行預金保険制度の一元化で新提案へ 独に配慮=文書
2017年10月6日 / 05:16 / 15日前

欧州委、銀行預金保険制度の一元化で新提案へ 独に配慮=文書

[ブリュッセル 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は、共通の銀行預金保護制度「欧州預金保険スキーム(EDIS)」について、11日に新たな提案を行う見込み。ロイターが草案を入手した。

 10月5日、欧州連合(EU)の欧州委員会は、共通の銀行預金保護制度「欧州預金保険スキーム(EDIS)」について、11日に新たな提案を行う見込み。ロイターが草案を入手した。写真は6月、ブリュッセルで撮影(2017年 ロイター/Francois Lenoir)

欧州では銀行破綻時に10万ユーロまで預金が保護されるが、預金保険制度は国ごとに異なる。一元化を巡る議論はドイツの反対により2年にわたって停滞している。

このため欧州委はドイツに配慮して当初案と比べてより段階的な導入を目指すほか、預金者保護の費用を全加盟国で負担する方針を取り下げた。

草案によると、統合の第1段階ではEDISは各国の基金へ融資を行い、基金が尽きた場合にのみEDISの資金を用いる。

第2段階ではEDISの資金が破綻処理や預金保護に充てられるが、各国の基金も資金を提供する。

当初案では第3段階でEDISが各国の基金に完全に取って代わることになっていたが、ドイツの反対を踏まえて撤回した。

リスクの共有を進める上で欧州安定メカニズム(ESM)が単一破綻処理基金(SRF)を支援することが最善との考えを改めて表明した。欧州委は来年までに合意したいとしている。

ドイツに配慮して第2段階は銀行が不良債権処理を進め財務が健全化した時点で開始するとした。イタリアやギリシャなど一部の国では依然として不良債権が銀行を圧迫している。

欧州委は不良債権の上限を設定する可能性があるとし、「上限を超える銀行には監督当局が数値目標を含む対応策の策定を求める」との意向を示した。

また不良債権を取引する市場の整備をさらに進めるほか、銀行の貸倒引当金に関して最低水準を定めることを検討する。

大手の投資会社やファンドを欧州中央銀行(ECB)の監督下に置くことを提案する方針を示した。ヘッジファンドなど大規模な投資ファンドへの監視を強化する法案を年内をめどにまとめる。

また国債ポートフォリオを担保としたソブリン債担保証券(SBBS)に関する法的枠組みについて、2018年に提案することを検討する。金融の安定を一段と高め、銀行が過剰に国債を保有によるリスクを減らす狙いがある。

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