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ユーロ圏銀行の利ざや、低金利でも金融危機前の水準維持=ECB

 3月2日、ECBのデータによると、ユーロ圏銀行の利ざやが金融危機以前の水準から変わらないことが分かった。写真はECB本部前の通貨ユーロのマーク。1月19日撮影。(2016年 ロイター/Kai Pfaffenbach )

[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が公表したデータによると、ユーロ圏銀行の金利マージンが金融危機以前の水準から変わらないことが分かった。

低金利環境による銀行収益への打撃が懸念される中、3月10日の理事会で中銀預金金利をさらに引き下げると見込まれるECBにとっては、一定の安心材料となりそうだ。

データに基づきロイターが試算したところによると、家計や企業向け融資の金利(非加重平均)は金融危機が発生した2008年以降、ほぼ半分の水準に落ち込んだ。

だが銀行が支払う預金金利はこれを上回るペースで低下しており、預貸利ざやは約240ベーシスポイント(bp)と、2005━2009年の水準と同じだった。利ざやの最高は2003年につけた285bp、最低は2012年の184bp。

1月の融資残高の平均金利は3.6%、預金金利は1.2%だった。

ECB理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は先週、低金利が長期化すれば銀行収益が大きく減少するとして懸念を表明した。

だがJPモルガンのエコノミスト、デービッド・マッキー氏は「今回のデータを見る限り、純金利収入に深刻な影響が出るまでには、政策金利に一段の下げ余地がありそうだ」と分析している。

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