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ユーロ圏経済、第4四半期はコロナ禍しのぐ 見通しは軟調

[ベルリン/パリ 29日 ロイター] - 2020年第4・四半期にドイツとスペインがプラス成長を確保し、フランスのマイナス幅が予想ほど拡大しなかったことで、ユーロ圏経済が新型コロナウイルス感染拡大の影響によく耐えていたことが示された。ただ見通しはそれほど明るくない。

ドイツ連邦統計庁が発表した第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.1%増。市場予想は0.0%だった。個人消費がロックダウン(都市封鎖)の影響で不振だったが、輸出と建設が下支えした。

フランス国立統計経済研究所(INSEE)が発表した第4・四半期のGDP速報値は、前期比1.3%減少した。2回目のロックダウン措置が響いたが、市場予想ほど大幅なマイナス成長とはならなかった。ロイターがまとめた市場予想は4%減。予想レンジは1.4%減ー5.3%減だった。

スペインは第4・四半期は0.4%のプラス成長を確保。ただ20年通年では前年比マイナス11%と、過去最悪のマイナス成長に陥った。

オックスフォード・エコノミクスのニコラ・ノビル氏は「ドイツ、フランス、スペインのGDP統計で、第4・四半期はよく耐えたことが示された」と指摘。一方で、「今年第1・四半期も継続すると示す兆候は少ない」とし、「新型コロナワクチン接種の遅延のほか、多くの国で感染拡大抑制措置が延長されていることを踏まえると、ユーロ圏経済は向こう数カ月は軟調な状態が続くと予想される」と述べた。

ユーロ圏経済は新型コロナワクチン供給を巡る欧州当局と英アストラゼネカとの対立のほか、ドイツの物価情勢などで先行き不透明性が増大。国際通貨基金(IMF)は今週発表した21年世界経済見通しで、「米国と日本は21年下半期に(新型コロナ感染拡大前の)19年末の水準を回復するとみられるが、ユーロ圏と英国は22年に入っても19年末の水準を下回り続ける」との見方を示した。

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