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UPDATE 1-欧州委、ユーロ圏の今年の成長率・インフレ予測を上方修正

(内容を追加しました。)

[ブリュッセル 7日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は7日、今年と来年のユーロ圏の域内総生産(GDP)伸び率を上方修正した。

ただ、新型コロナウイルスの新たな変異株が流行するリスクがあり、制限措置の再導入を避けるには、感染拡大に歯止めを掛ける必要があると指摘した。

インフレ率については、今年の予測を上方修正したが、来年は鈍化するとの見通しを示した。

今年のGDP予測は4.8%増。5月時点の予測は4.3%増だった。第2・四半期に加盟国で経済活動が再開し、サービス部門が回復したことが主因。EU域内の観光も増える見通しという。

来年のGDP予測は4.5%増。5月時点の予測は4.4%増だった。

先行きのリスクは均衡しているものの、依然として高いと指摘。ワクチン接種を加速して変異株の流行・発生を回避する必要があるとし、デルタ株が今年夏に欧州で主流となるとのEU専門機関の予測を引用した。

ただ「ワクチン接種の受け入れで制約に見舞われ始める可能性がある」ことも認めた。

国別では、3大経済国の今年のGDP予測を上方修正した。フランスは6.0%増、イタリアは5.0%増、ドイツは3.6%増。

来年は、ドイツが4.6%増、フランスとイタリアは4.2%増。イタリアは、前回予測の4.4%増から下方修正された。

今年のユーロ圏のインフレ率予測は1.9%。5月時点の1.7%から上方修正した。来年は1.4%に鈍化する見通し。

ただ「供給面の制約が長期化したり、物価圧力の消費者物価への転嫁が進んだ場合は、インフレ率が予想を上回る可能性がある」としている。

欧州委員会のジェンティローニ委員(経済担当)は記者会見で「デルタ株の感染拡大により、コロナ禍の影からまだ抜け出せていないことを痛感している」と表明。同時に「今のところ欧州全土で新たな制限措置が導入されるとは考えていない」と語った。

ドイツ銀行のジョージ・サラベロス氏は「たとえ入院者数が下がったとしても、ワクチン接種率が低すぎるか、あるいは停滞している地域では、コロナ感染の波が消費行動に持続的な影響をもたらす恐れがある」と指摘した。

ジェンティローニ氏は、いかに多くの人がワクチン接種を完全に済ませるかが今後の課題になると認めた。EUでは成人人口の62%以上が少なくとも1回のワクチン接種を受けており、45%が接種を終えている。

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